YouTubeで生首、父親惨殺の33歳男を逮捕

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30日、ペンシルベニア州バックス郡ミドルタウン・タウンシップの警察は、父親を殺害した容疑で33歳の息子ジャスティン・モーン容疑者を逮捕した。犯行後に投稿したYouTube動画で、切断した父親の頭を持ち上げて見せるなどしていたという。

発表によると、家族から通報を受け現場に急行した捜査官らは、殺人事件として捜査を開始した。被害者の所有する車で現場を去った息子のジャスティン・モンを第一容疑者に特定。他の機関と協力し、100マイルほど離れたエリアにいるところを突き止めた。逮捕後、身柄はバックス郡の拘置施設に移送され、現在も拘束中だとしている。

ABC6によると被害者の名は、マイケル・F・モーンさん。捜査関係者の話として伝えたところでは、遺体は一家の暮らす家の一階のバスルームで、頭部は寝室にあるキッチンポットからビニール袋に入った状態で発見された。そのほかに、2階の寝室から血のついたゴム手袋が、バスタブから手斧と大型のキッチンナイフが回収されたと報じている。

家から100マイルほど離れたレバノン郡フォート・インディアンタウン・ギャップで、容疑者の携帯電話の信号が確認されたことから、一帯を封鎖。州兵の訓練施設付近で、モーン容疑者が運転していた車が放置されているのを発見した。その数分後、基地の敷地内を歩いているところを発見、逮捕に至った。モーン容疑者は銃器を所持していたという。

ニューヨークポスト紙によると、モーン容疑者は犯行後に「モーンの民兵、 アメリカの愛国者たちへ武装呼びかけ」と題した約14分間のビデオをYouTubeに投稿していた。

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現在取り下げられているが、あらかじめ用意した原稿を読み上げ、その中で父親を反逆者と呼び、ビニール袋に入れた生首を持ち上げたという。

同紙によると、モーン容疑者は、自分をアメリカの民兵ネットワークの司令官だと紹介。移民やバイデン政権、LGBTQ、ブラック・ライブズ・マター、本人が「極左のウォークの暴徒」と呼ぶところのものに対して暴言を吐き、FBI捜査官や税務当局、連邦判事、国境取締官などの政府職員は「国家への裏切り」をしていると主張し、処刑を呼びかけたという。20年間政府の職員を務めた父親を「国家の反逆者としての永遠の地獄にいる」と述べたともいう。

ABC6は、モーン容疑者は第一級殺人罪と死体虐待の罪などで起訴され、2月8日に出廷する予定だと報じている。