NYダウ 1,086ドル高 過去最大の上げ幅

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26日の米国株式相場は大幅に上昇。クリスマスイブに史上最悪の大幅下落となったNYダウは、史上最大の1,086.25ドル高、2009年以来初となる約5%の値上がりし、22,878.45で取引を終えた。

24日の大幅値下げで年初来初のマイナス圏入りしたS&P 500は116.6ポイント高、5%上昇し、2,467.70で取引を終了した。

この日、マスターカードはホリデーシーズンの米小売店の売上が過去6年で最高の伸び率となったことを発表。さらに、オンライン小売り大手の米アマゾンは、Amazon Echo(アマゾンエコー)やFire TV Stick 4Kなどのデバイスの需要に下支えされ、ホリデーシーズンに記録的な販売数を達成したことを発表した。原油価格の上昇も好感されたとみられる。

The Hillによると大幅な上昇は引き続くボラタリティーの大きさを示しており、1931年以来、最悪の12月となるペースを脱却できていない。
FRBの利上げ、世界経済成長の鈍化、米国の景気減速懸念や米中貿易摩擦、米議会両党のメキシコ国境の壁をめぐる対立で続く政府閉鎖などが、引き続き懸念材料となっている。