米大手スポーツブランドのナイキ(Nike)は5日、現在世界ランキング1位の大坂なおみ選手と契約を締結したことを発表した。
大坂選手は2018年末にアディダスとのスポンサー契約が終了していたが、一部には契約を更新したとの情報が誤って伝えられていたため、サプライズでの発表となった。
契約は今週からスタート。4月22日ドイツのシュトゥットガルトで行われるWTAトーナメントより、ナイキのユニフォームやシューズ「NikeCourt Zoom Zero」を着用して試合に挑む。
ナイキは、日本人として初めて世界ランキング1位に輝いた選手と紹介し、ナイキファミリーの一員に迎えることを歓迎した。
グローバルカテゴリーのエミー・モンターニュ(Amy Montagne)ゼネラルマネージャーは声明で、「私たちは何百人ものアスリートに、壮大な夢を追いかけるようインスパイアし続けています。ナオミは素晴らしい才能の持ち主です。私たちの一員に加わることで、新たな世代の女性アスリートたちを刺激するという、我々のコミットメントに拍車をかける一助となってくれるでしょう。」と述べ「私たちのチームに加わってくれることに、大変ワクワクしています。」と喜びを語った。
大坂選手は「ナイキファミリーの一員となれるのを、誇らしく思っています。そして、ナイキの提供する全ての機会に関わることができることに、ワクワクしています。」と述べ、「ナイキは、歴史を紡ぐという伝説的な実績を持っている。今後何年もの間、これらの一部になることができるのを、楽しみにしています。」と声明で述べた。
フォーブスによると、ユニフォームの提供にはユニクロからのオファーも上がっていたという。大坂選手はIMGテニスの協力の元、昨年11月に資生堂と、今年1月に全日空、またP&Gとも契約しており、USオープンテニスでの優勝以来、6社と新たな契約を締結した。