元側近コーエン氏 トランプ・オーガニゼーションを提訴

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違法な献金や脱税、議会への偽証などの罪で禁錮3年の実刑判決を受けたトランプ大統領の元個人弁護士、マイケル・コーエン氏は7日、トランプ・オーガニゼーションがコーエン氏に補償を約束していた法的費用などの支払いを拒否し、契約を破ったとして、ニューヨーク州最高裁判所に訴えを起こした。

訴状によると、トランプ・オーガニゼーションは、オーガニゼーションを巡る様々な事柄に関連し、コーエン氏が負担する弁護士料や費用を払い戻すことに同意していた。これらには複数回にわたる議会公聴会やロバート・モラー特別検察官による捜査に関連する費用も含まれる。

トランプ・オーガニゼーションとコーエン氏の補償合意は2017年に交わされた。オーガニゼーションは契約を履行していたが、コーエン氏がニューヨーク州南部連邦検察局や特別検察官への捜査に協力する意向を語り出した昨年6月から、オーガニゼーションは事前通告なく支払いを中止した。

結果、コーエン氏は、自身が負担した費用190万ドルが未払いであると主張。さらに裁判所により命じられた罰金190万ドルについても、オーガニゼーションとの契約に含まれるとして、払い戻しをもとめている。