コミー前FBI長官の新刊本「A HIGHER LOYALTY」 4月17日より発売

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コミー A HIGHER LOYALTY
@mushupNY

ジェームズ・コミー前FBI長官による回想録「A HIGHER LOYALTY, Truth, Lies, and Leadership」が、いよいよ17日(火)より発売される。

CNNによると、初版は85万部に上り、1月に発売され、大ベストセラーとなったマイケル・ウォルフ著「ホワイトハウス暴露本「炎と怒り」」の初版部数15万部をはるかに凌ぐ数字となる。

発売を前に本を入手したメディア各社の報道によると、数章に渡ってトランプ大統領とのミーティングや会話が、コミー氏の心象とともに細かく綴られているという。

抜粋によると、コミー氏はトランプ政権を「山火事」に例え、「この大統領は、倫理を欠き、真実と制度の価値を重んじない」、「大統領のリーダーシップは、取引が主体の、エゴに支配されたもので、いわば個人間の忠誠心に拠ったものだ」と形容している。

さらに、コミー氏はトランプ大統領とのやりとりを、「その要求は、サミー・ザ・ブル・グラヴァーノのコーサ・ノストラ(マフィア)に加わる儀式のようだった」と、忠誠心を求められた2017年1月のミーティングを振り返り、続く2月のミーティングについては、「沈黙は同意であり、ボスが絶対的な主導権を握る。忠誠の誓い。「我々」と「彼ら」という対立的世界観。組織が道徳と真実よりも重きを置く、ある種の忠誠心の掟に仕えるための嘘。」と、政権の文化を描いている。

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また、「ゴールデンシャワー文書」について、トランプ大統領が執着する様子も描かれている。
「彼が言うところのゴールデンシャワーを持ち出して」「メラニア夫人が、それが本当だと1%でも信じる余地があるなら、困ったものだ」と言い、「それが嘘だと言うことを証明するために、調査を依頼することを検討している。」と、夫人を安心させるために法執行機関に頼る様子が語られている。また、別の機会で「これが本当でないもう一つの理由は、私が潔癖症だからだ。私の周りで、放尿をさせるわけがないだろう」と話したという。この話を聞いてコミー氏は「モスクワのリッツカールトンホテルの大統領スイートは、その行為から潔癖症の人が安全な距離を保てるくらい十分に広いだろう」と思ったという。

本の中で、コミー氏は、選挙直前に公表した、ヒラリー・クリントン氏の私的メール問題の再捜査についても触れている。
「再び捜査を開始したことを議会に報告する義務があると考えていた」と語る一方、「ドナルド・トランプ氏がすべての世論調査で僅差または、先行していた場合よりも、ヒラリークリントン氏が次期大統領になることが確実視されていた状況下の決断であったから、再捜査を秘匿することで彼女を法規則に違反した大統領とさせてしまうかもしれないという私の懸念がより大きくなっていた、ということは十分ありえることだ」と、自身の心境を振り返っている。

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