梅毒をがんと勘違い、ペニスを切除された男性が医師を提訴

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ペニスを誤って切除されたとするイタリアの男性(69)が、医師に40万ユーロ(約5,800万円)の損害賠償を求める訴えを起こした。英紙テレグラフが伝えた。

外科医は、性器にがんが発見されたことから切除したという。しかし、後に誤りだったことが判明。男性が患っていたのは、薬で治療できたはずの梅毒の一種だったという。

手術は2018年11月、トスカーナの都市アレッツォにあるサン・ドナート病院で行われた。手術を担当した外科医は、評判の高い人物だったという。現在はミラノの病院に勤務している。

原告の男性は、問題のデリケートな性質を理由に、匿名を希望している。「非常に深刻な被害」に苦しんでいるとし、物理的な喪失に加えて、身体的なトラウマについても賠償を求めている。

来月アレッツォの裁判所で開かれる予備審問で、裁判が先に進められるかの判断が下されるという。

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