「エッジ」NYハドソンヤードにオープン。西半球で最も高い屋外展望台

マンハッタン西側の大規模再開発プロジェクト「ハドソンヤード」（Hudson Yards）に11日、スカイデッキ「エッジ」（Edge）がオープンした。30ハドソンヤーズの100階から突き出すように作られたエッジは、高さは約345メートルで、西半球で最も高い屋外展望台となる。

展望台の周囲は、わずかに傾斜した79枚のガラスパネルで囲われている。ガラス越しに、エンパイアステートビルディングや、クライスラービルディング、ワンワールドトレードセンターなどの高層ビル群や、ニュージャージー西側など、最大130キロメートル先の景色をパノラマで楽しめる。

エッジは、ウィリアム・ペダーセンとコーン・ペダーセン・フォックス（William Pedersen and Kohn Pedersen Fox Associates、KPF）が設計した。展望台は15のセクションで構成され、重さは347トン。建物の東側と南側にボルトで固定されているという。

先端付近にあるガラス床からは、ハドソンヤードの近代的なビル群の景色が広がる。

100階からのガラス床が怖すぎる@EdgeNYC ??? pic.twitter.com/2rmAqJj6nR

— mashupニューヨーク (@mashupNY) March 11, 2020

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100階にはシャンパン・バーがあり、カクテルなどのアルコール類を提供する。入場客は絶景を楽しみながら、スカイデッキでお酒を楽しむことができる。

バーはロンドンを拠点とするルバーブ・ホスピタリティー・グループ（rhubarb hospitality group）が運営する。ルバーブは、101階にレストランやカフェ、イベントスペースを併設する「ピーク」（Peak）をオープン予定。

初日は、ハドソンヤーズを手がけたリレイティッド・カンパニーズのステファン・ロス（Stephen Ross）会長や、ジェフ・ブラウ（Jeff Blau）最高経営責任者（CEO）、オックスフォード・プロパティーズのディーン・シャピロ（dean shapiro）上級副社長らがオープニングの式典に参加した。
オープンにあたり、ハドソンヤードは、ニューヨーク市の公立学校の生徒を毎週火曜日、エッジおよびトーマス・ヘザウィック（Thomas Heatherwick）氏がデザインを手がける「ヴェッセル」（Vessel）に無料で招待すると発表した。

開会式のセレモニーでは、バーティカル・パフォーマーの「BANDALOOP」が、エッジの壁面でパフォーマンスを披露した。

Edge

入場料：大人38ドル（オンラインでの予約は36ドル）、子供33ドル（オンラインは31ドル）。ニューヨーク市在住者にはさらに割引を提供。オンラインでの予約で34ドルとなる。
営業時間：午前8時から深夜0時まで。4月4日までオープンを記念し、サンセットから深夜まで L’Observatoire Internationalのライトショーを開催する。
住所：30 Hudson Yards, New York, NY 10001
www.edgenyc.com