息子の企業からバイデン氏が受け取った支払いとは?

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Domenico Fornas/shutterstock

議会でバイデン親子の調査を率いる下院監視委のジェームズ・コーマー委員長(共和党 ケンタッキー)は4日、バイデン氏の息子ハンター氏の会社の口座からバイデン氏に定期的な支払いがあったことを示す記録を公開した。

コーマー氏は「ハンター氏のOwasco PC法人口座からジョー・バイデン氏への支払いは、ジョー・バイデンが家族の影響力行使のたくらみを知っており、参加し、利益を得ていたことを示すパターンの一部だ」と主張。「ハンター氏は、税金逃れのためにOwasco PCの法人口座を使ったとして司法省の捜査を受けている」としたほか、入手した財務記録からは同社が中国国営企業や外国の個人・企業から支払いを受けていた、と加えた。

記録は、Owasco PCの口座から毎月1,380ドルが自動で引き落とされることにハンター氏が同意した文書で、最初の引き落とし日は2018年9月15日とされている。

終了日は明記されていないが、ニューヨークポスト紙は情報筋の話しとして、2018年9月17日と10月15日、11月15日の3回、合計4,140ドルがOwasco PCからバイデン氏に支払われたと伝えている。

コーマー氏は先述の声明に加えて、同日公開した動画で「これはハンター・バイデンの個人口座からの支払いではなく、中国や世界のその他の怪しい地域から支払いを受けていた彼の会社の口座からのものだ」とした上で、「内部告発者の証言によると、司法省は、捜査官がジョー・バイデンについて質問するのを阻止するために協調努力をしたことがわかっている」「知れば知るほど、司法省はバイデン夫妻を隠蔽しようとしていたようだ」と、政府の対応を非難した。

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なお、支払いがあったのは、バイデン氏が副大統領を退いた後、2020年大統領選の出馬を宣言する前の期間にあたる。

Owasco PCはハンター氏の法律事務所とされ、海外企業から多額の支払いを受けていたことが繰り返し報じられている。

NBCニュースによると、2013年から2018年の間、同社に中国のエネルギー企業CEFCとその会長の葉建明氏が出資するベンチャー企業ハドソン・ウエストIIIから580万ドルが支払われた。

ハンター氏がCEFCとの事業に関わった情報はほとんどないといい、2021年に出版した回顧録でも触れられていない。

コーマー議員の発表に、ハンター氏の法務顧問アビー・ローウェル氏は「古いものを新しいものとして再加熱して、インチキ調査を復活させようとしている」と反論。支払いは、薬物中毒で経済的に困窮していたハンター氏のために、バイデン氏が助けたトラックの購入資金に関するものと説明した。

トラックの購入資金と見られる記録は、昨年ニューヨークポスト紙によって明るみに出たアシスタントから「副大統領チーム」に宛てた電子メールの中に見られる。

2019年1月に作成したメールで、アシスタントは、ハンター氏が「キャリアを移行する間」に「父親が短期的に負担する費用」として、40近くの項目を記載した表を提示。その中に「2018 フォードラプターのトラック支払い」としてOwasco PC口座からバイデン氏に「1,380ドル」が返済された記録が記されている。