ラッシュアワーのタイムズスクエアで発砲事件 男性が死亡

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ニューヨークのタイムズスクエアで、観光客や通勤客などの大勢が行き交うラッシュアワーの時間に発砲があり、胸部を撃たれた22歳の男性が死亡した。

ニューヨークタイムズによると、事件が起きたのは9日午後5時半ごろ、ウェスト44ストリートと8アベニューにあるハンバーガーチェーン店「シェイク・シャック」の前。通報を受け駆けつけた警官が、胸を撃たれ倒れた男性を発見した。被害者は病院に救急搬送されたが、その後死亡が確認された。容疑者は特定されていない。ただし警察は犯人2人の行方を追っていると伝えられている。

近くにはブロードウェイ劇場やレストランやバーなど多くの飲食店が立ち並ぶ。道路の向かい側にあるバー「Smith’s」の関係者は、銃声が一発聞こえた後、人々が一斉に逃げ惑う様子を目撃したと話している。

NBCニュースによると、被害者は撃たれた直後、1ブロック先のデリに駆け込み店員に通報するよう求めた。しかし店を出ると、道路に倒れこんだという。

ニューヨーク市は昨年5,600万人の観光客が訪れ、パンデミック前の85%まで回復した。一方で重大犯罪は2021年から22%増加している。タイムズスクエアでは観光客が顔をきりつけられ現金を奪われる事件や、集団暴行、さらに大晦日のカウントダウンイベントの最中、複数の警官が切り付けられる事件も発生している。

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