80歳の店主、押し入り強盗を猟銃で撃退

カリフォルニア州リバーサイド郡で、酒販店のオーナーが強盗に押し入った男を猟銃で撃退した。オーナーの年齢は80歳で、高齢ながらも果敢な行動が話題となっている。

CBSLAニュースによると、事件が発生したのは31日午前2時45分ごろ。

クレイグ・コープさんは、店の外にある監視カメラで、複数人の男が武器を持ち、車から降りてくる姿を目撃。強盗の可能性があると思い、カウンターの背後に用意していた猟銃を手にした。男がライフル銃のようなものを構えて店に入るのを確認したコープさんは、カウンターの中から、すかさず発砲。犯人の1人に命中した。

監視カメラの映像には、銃弾を受けた男が悲鳴をあげて店から退散し、「腕を打たれた!腕を打たれた」などと叫びながら、黒のBMWで慌てて逃走する様子が撮影されている。

コープさんはこの事件の最中、心臓発作を発症したが、無事だったという。

店員の1人はCBSLAに対し「彼をボスと呼べるのを誇らしく思っているわ」「彼は、私たちがここにいるのを気分良くしてくれる」とコープさんに賛辞を送った。

高解像度の監視カメラは、最近設置したばかりだった。周辺地域では強盗事件が増加しており、警察が注意を呼びかけていた。

事件後、コープさんを称えたいという人々からの電話が鳴り止まないという。カナダからはるばる訪れる客もいるのだとか。

コープさんはインタビューで「中小企業を営むことが、どのようなものか全く理解していない人々がいる」と述べ、「みな懸命に働いているのに、彼らが押し入り、それらを奪っていく」と同地域で店を経営していくことの問題を指摘。治安が悪化していることついて、仲間のビジネスオーナーに、選挙では正しい人を政治家に選ぶべきだと呼びかけた。

コープさんの妻は、犯人には「この店(Norco Market and Liquor)には手を出すな。ここには銃があるというメッセージが伝わったと思う」と語っている。

なお4人のうち3人は、すでに逮捕され、強盗および共謀罪で起訴された。銃で撃たれた23歳の男は、命に別状はないものの、重傷を負い入院中だという。

犯人が逃走に使用したBMWは盗難車で、車内からは盗んだものとみられる銃器が多数見つかっている。