通行人が車持ち上げ救助、タクシーが歩行者に突っ込む 6人負傷 NY市

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マンハッタンで20日、制御を失ったタクシーが歩道に突っ込み、6人が負傷する事故があった。

事故が起きたのは午後1時頃、ノマド地区の28ストリートとブロードウェイ。ニューヨーク市警察の発表によると、3人が重症を負った。

タクシーは、29ストリートからブロードウェイに左折する際、シティバイクに乗った男性に衝突。パニックとなった運転手(60)は、誤ってブレーキの代わりにアクセルを踏んだという。歩行者をはねた後、ベーグル店にぶつかり停止したが、外で食事を取っていた2人の女性が車の下敷きとなった。

救急隊員が駆けつけるまで、15人から20人に通行人がかけつけ、トヨタのSUVを持ち上げるなど、救出活動に加わった。事故の目撃者はニューヨークポスト紙に対し、1人の女性は、片方の足の膝から下が切断され、もう片方の足首は押しつぶされた状態だったと語った。もう1人の女性は、太ももから下が失くなっていたという。ある男性はベルトを外し、止血するため足に巻きつけたと救助の様子を語った。

運転手の男性は事故直後、ショックを受けた様子で、車内でハンドルを握ったままだったという。被害者を助けるため、車を降りるよう求められた男性は、少し歩いた後、意識を失って倒れたという。

エリック・アダムス市長はWABCに対し、被害者のうち4人は市外から訪れた観光客だったと語っている。2人はオハイオ州コロンバス在住で、2人はメキシコから訪れていた。

事件を目撃したトラック運転手はポスト紙に、パンデミックをきっかけに始まった屋外ダイニングプログラムを廃止すべきだと主張。「屋外で食事を取っている人が多く、危険すぎる」と語った。