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反ワクチン議員 コロナ感染後に死亡

ワクチン接種の義務化に反対していたワシトン州議会のベテラン議員が、コロナに感染後、死亡したことが分かった。

亡くなったのは、共和党のダグ・エリクセン(Doug Ericksen)上院議員(52)。遺族が17日、明らかにした。死因や、ワクチン接種の有無については、明らかにされていない。

シアトルタイムズによると、エリクセン議員は先月中旬、中米のエルサルバドル共和国に旅行していたが、到着直後に、新型コロナに感染したことが判明した。

この時、同僚の議員に、すぐに帰国できないと連絡し、治療には「モノクローナル抗体(リジェネロン製)が有効だと思っている。医師はいるが、抗体が入手できない」と述べ、空輸が可能か尋ねたという。その後、救急ヘリで、フロリダ州の病院へと搬送された。

なお、米疾病対策センター(CDC)は、エルサルバドルは、新型コロナの感染レベルが「高い」とし、訪問の際は、ワクチンを接種するよう求めていた。

エリクセン議員は、1998年に州議会の下院議員に当選。2010年からは上院議員を務めた

2016年の大統領選では、トランプ氏のシアトルでの選挙活動に携わった。最近では、新型コロナウイルスの規制や、ワクチンの接種義務化に反対し、ワクチンを受けない人々の権利を保護するための法案を、議会に提出していた。

エリクセン議員が、なぜエルサルバドルを訪れていたかは不明だという。シアトルタイムズは、2020年10月と12月にも、ビジネスパートナーの元共和党議員とともに、同地を訪問していたと報じている。

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