トランプ大統領の健康悪化を懸念する声が、再び広がっている。
22日、トランプはピープルズハウス博物館の視察を終え、ホワイトハウスで記者会見を開いた。会見にはFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長も参加し、2026年ワールドカップ決勝の組み合わせ抽選会をケネディ・センターで開催することが発表された。──が、ネットの視線はスポーツではなく“大統領の手元”に集中した。
ジャーナリストのアーロン・ルーパーはトランプの一連の仕草を指して、「必死に手を隠している」と指摘。元大統領顧問ケリーアン・コンウェイの元夫で弁護士のジョージ・コンウェイも「右手の甲をカメラから隠そうとしている」と同調した。
さらにスポーツキャスターのキース・オルバーマンは、トランプがプーチン大統領との記念写真を取り出して見せる場面に注目。「もう片方の手と指が腫れている。シンプソンズの手みたいだ」と辛辣に評した。
ネット上では現在「心房細動や末梢動脈疾患の可能性が高い」「糖尿病では」といった医学的推測から、「進行性嘘つき病」「オレンジ病」といった悪ノリ診断まで飛び交っている。
さらにピープルズハウス博物館で撮られた写真にも注目が集まった。右手の甲にファンデーションが塗られている様子を見て、あるネットユーザーは「点滴の傷跡を化粧で隠している。これがジョー・バイデンなら速報ニュースだが、トランプだと沈黙」と皮肉。別のユーザーも「厚化粧のハンドメイクでは真実は隠せない」とコメントした。
ここ数ヶ月、トランプの健康問題は繰り返し話題になっている。プーチン大統領とのアラスカ会談では「歩き方が不自然」と指摘され、その直後の欧州首脳との会合では足首の腫れがネットの話題をさらった。
一方、ホワイトハウスは足首の腫れなどについて、6月に「慢性静脈不全症」と診断され、健康状態は良好と説明している。それでも疑念は根強く、「医師の会見を開け」といった要求がネットではやまず、透明性を求める声はむしろ高まりを見せている。