スターバックスから警官が追い出される?警察協会は猛抗議

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独立記念日の4日、米アリゾナ州タンパのスターバックスで、バリスタの依頼により、6人の警官が退店していたことが分かった。

タンパ警察協会(Tempe Officers Association)によると、6人の警察官がシフト前にコーヒーを飲んでいたところ、警官の1人と顔なじみのバリスタが近寄ってきたという。警察官が店内にいると、顧客が「安全性を感じない」ため、客の並ぶ列から見えない場所に移動するか、退店して欲しいと頼まれたため、警察官は店を出る判断を行ったという。

同協会は、バリスタの口調は丁寧であったものの、公共の安全を守る警察官に対する今回の要求は、失望以外の何物でもなく、全くもって侮辱的であると述べた。6人の中には、軍隊で仕えた退役軍人も含まれているとという。

さらに「残念なことだが、2019年の今日においては、警察官のこのような扱いは一般的なこととなった」と失望を表明した。

タンパ警察協会はツイッターで、#DUMPSTARBUCKS(スターバックスを投げ捨てよ)のイラスト付きで、敬意ゼロ(#ZeroRespect)と抗議を行った。

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SNSには、スターバックスのボイコットを呼びかける#BoycottStarbucksのハッシュタグも溢れている。

スターバックスは謝罪を表明

スターバックスの広報、レジー・ボージス(Reggie Borges)氏は、地元紙AZcentralに対して詳細の情報を収集中だ述べた。また、同社はタンパ警察とコミュニティーに対する業務に深い尊敬の念を抱いており、今回の件に関する全ての誤解や、不適切な行為に関して謝罪を表明した。

Foxニュースによると、2014年にミシガン州ファーガソンで起きた白人警官による黒人高校生マイケル・ブラウン(Michael Brown)さんの射殺事件(警官は大陪審で不起訴処分となった)以来、警察への敵意を公然と示す出来事が増加しているとしているという。