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クイーンズ区検事長 民主党予備選挙 手動で再集計へ

6月25日投開票が行われたニューヨークのクイーンズ地区の検事長選挙、民主党予備選挙で、僅差を理由に手動により、9万1,000票の再集計が実施されることとなった。

11月に実施される本選では、28年間検事長を務めた故リチャード・ブラウン(Richard Brown)氏の後任を決定する。

エスタブリッシュメントVS.プログレッシブ

ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ州知事や労働組合、有力政治家が推薦するクイーンズ区長のメリンダ・カッツ(Melinda Katz)氏(53)と、バーニー・サンダース上院議員や、アレクサンドリア・オカシオ・コルテス下院議員、エリザベス・ウォーレン上院議員など進歩派が推薦する国選弁護人のティファニー・キャバン(Tiffany Cabán)氏(31)の対決は、民主党のエスタブリッシュメント(既成勢力)対プログレッシブ(進歩派)の争いとして、全米の注目を浴びている。

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現在マンハッタンやブルックリン、ブロンクスの検事局は、少量のマリファナ使用や、無賃乗車について、人種間の不平等を理由に、起訴を制限する方針が発表されているが、クイーンズでは同様の措置が取られていない。

今回民主党予備選から出馬した6人の候補者は、軽度の犯罪の保釈金の廃止、セックスワーカーへの起訴取り止めなど刑事司法改革を公約に掲げている。

16票の僅差で再集計

先月25日に行われた投開票では、99%開票が進んだ時点で、カッツ氏に1,100票差をつけたキャバン氏が勝利宣言を行った。しかし、カッツ氏はそれを認めず、約3,400の不在者投票を含む全ての集計を求めた。
その後、選挙委員会は6,300の投票用紙を再検討した結果、両者の差はカッツ氏が20票リードとなった。その後、4票がキャバン氏に加えられ、現在カッツ氏が16票リードしている。

僅差の場合、自動的に再集計が実施されるが、キャバン陣営は、このプロセスによって2,000以上の宣誓投票(affidavit ballots、投票所に氏名がなかった場合に記載する投票用紙)が無効になったと非難。キャバン陣営は、これらの無効票を再集計に加えるよう選挙委員会に求めている
9日には裁判所で、民主党の枠に記入漏れの単純ミスで無効とした114票を有効にするか否かが議論されたが、審議は再集計終了後以降に持ち越された。

ニューヨーク市選挙管理委員会は10日以降、手動で投票用紙の再集計を実施するとしている。16日までには最終結果が判明する予定だが、無効票を巡り、法廷闘争に発展する可能性もある。

予備選で勝利した候補者は、11月に共和党候補者ダニエル・コーガン氏との本選に挑む。
NYタイムズによると、1920年以降、共和党候補者は選出されていない。カッツ氏もしくはキャバン氏のいずれかが当選した場合、クイーンズ区で初の女性検事長が誕生する。

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