ニューヨーク名物、イエローキャブの運転手のカレンダー「NYC Taxi Drivers Calendar 2020」が今年も発売となった。
ドライバーたちがセクシーポーズで登場する人気のプロジェクトだが、今年で見納めとなりそうだ。

表紙を飾るのはサディ(Sadi)さん。女性ドライバーのアマンダ(Arminda)さんとドロシー(Dorothy)さんのほか、ハイチとペルー出身者など8カ国の運転手12名が、タクシードライバーの日常をユーモアたっぷりに表現している。



カレンダーのクリエイターは、作家で監督のフィリップ・カークマン(Philip Kirkman)と写真家のシャノン・カークマン(Shannon Kirkman)夫妻。2013年に人を笑わせるために(運転手であるフィリップさんの弟の妻の贈り物にした)作り始めたカレンダーは、大きな話題となった。

夫妻はカレンダーの中で「今年で最後になる。」と明かした。「撮影の過程で、さまざまななドライバーたちと出会い、移民や家族、犠牲についての物語、困窮するタクシー業界で生き延びるための、彼らの絶え間ない努力を知った。」とコメントしている。さらに7年間を振り返り、プロジェクトが「面白くかつ人間味を与えるものであったことを願う。」と述べた。
収益の一部は、移民を支援する米国最古の隣保館「ユニバーシティ・セトルメント」(University Settlement)の援助に充てられており、これまでに7万ドル以上を寄付した。
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カレンダーは、14.99ドルで公式サイト(www.nyctaxicalendar.com)から購入できる。過去の写真やメイキングなどはInstagramからも見ることができる。