元FOXニュース司会で、現在は保守層に人気のポッドキャストを運営するメーガン・ケリーは5日、自身の番組で、近隣諸国の指導者への強硬な発言を続けるトランプ大統領に懸念を示した。
トランプは、マドゥロ大統領夫妻を拘束した翌日、フロリダからワシントンへ向かう機内で記者団の質問に答え、今後の対応を語った。
トランプは、コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領を「コカインを作って米国に売るのが好きな病的な男」と非難し、「長く続かないだろう」と発言。軍事作戦の可能性を問われると「良い考えだ」と応じた。
さらに、メキシコについて「何らかの対策を講じなければならない」と述べ、キューバについては「今にも陥落しそうだ。持ちこたえられるか分からない」と続けた。
「グリーンランドは国家安全保障の観点から必要だ」とも強調し、抗議活動が続くイラン情勢については「もし彼らが過去のように人々を殺し始めたら、米国から非常に大きな攻撃を受けるだろう」と警告した。
こうした一連の発言について、番組にゲスト出演した作家ウォルター・カーン(『Up in the Air』原作者)は、「彼は西半球支配を望んでいる」と分析する。「かつては我々が当然のように持っていた支配力だが、南米ではある程度中国にその座を譲り渡した。この失われた権力の奪還こそが、彼が求めているものだ」と指摘した。
一方、ケリーはカーンの見解に一部同意しつつも、支持者の望む行為ではないと反論し、軍事介入の拡大に強い疑念を示した。
「もし我々が実際にコロンビアやイランに侵攻し、抗議者を射殺したからといって爆撃を始めたらどうなるか。多くの国が抗議者を射殺している。恐ろしいことだが、我々は通常、それをアメリカの問題だとは考えない。もし実際にキューバに侵攻したり、メキシコで行動を起こしたり、グリーンランドに侵攻したりしたらどうなるか。これは私たちが投票したことではない」
これに対してカーンは「トランプは強硬な発言をするが、これまでのところ、イランやベネズエラのように短い対立でかなり決定的な結果をもたらしている」、「私はむしろ、対決的なレトリックを使い、犠牲者が少ない方が良いと思っている」とトランプを擁護。一方のケリーは、「我々が『運営している』と言っているベネズエラで何が起こるか、全く分からない。この言葉は好きではない」とした上で、介入主義のもたらす長期的なリスクに言及した。
「イラクは今や民主的になったと言う人もいるが、それでもまだ混乱状態だ。イラクは依然としてひどい状況だ。我々が撤退して戻ったおかげで、以前よりは少しはましになったのだ」と過去の介入政策に言及し、「誰も戻りたくない。ベネズエラをイラクのような状況にしたい人はいない」と加えた。
