2025年ノーベル平和賞を受賞したベネズエラの野党指導者、マリア・マチャドが、FOXニュースのインタビューでトランプ大統領を絶賛し、波紋を広げている。トランプは3日未明、ベネズエラの首都を攻撃してマドゥロ大統領夫妻を拘束。約80人の死者を出したとされる。
マチャドは6日、FOXニュースのショーン・ハニティの番組に出演。トランプの決断について「ベネズエラだけでなく、自由と人間の尊厳にとって偉大な一歩だ」と評価し、「ベネズエラ国民を代表して、彼の勇敢な使命と歴史的行為に心から感謝したい」と述べた。
さらに、自身が受賞したノーベル平和賞に言及し、「間違いなく彼に贈呈し、分かち合いたい」と語った。
一方、作戦実行後の3日、トランプは記者会見で、マドゥロ政権の副大統領デルシー・ロドリゲスの協力を得て、米国がベネズエラを統治する考えを示唆。マチャドについて、指導者としては「非常に難しい」と述べ、「国内で支持も尊敬も得られていない」と突き放した。
ワシントン・ポスト紙は、トランプがマチャドを支持しなかった背景について、CIAの評価が影響した可能性があると報じている。一方で、ホワイトハウスに近い人物の話として、マチャドがノーベル平和賞を受賞したこと自体が一因だったとの見方も紹介した。
その人物は、「もし彼女が受賞を辞退し、『これはドナルド・トランプの賞だから受け取れない』と言っていたら、彼女は今ごろベネズエラの大統領になっていただろう」と語ったという。
こうした経緯のなかで飛び出したマチャドの発言に対し、ネット上では否定的な反応が急速に広がっている。
ワシントン・ポスト紙の国際情勢コラムニスト、イシャーン・サルールは、「理性ある人間なら誰でも、これを深く悲しく、みじめなことだと感じざるを得ない」と投稿。
人気ストリーマーのHasanAbi(ハサン・ピカー)も、「これは本当に哀れだ。一瞬、彼女がどれほど狂っているか忘れてしまった」と嘆いた。
このほかにも、次のようなコメントが相次いでいる。
「人は権力のために、ここまで自分を貶めるものなのか」
「話し方が、アメリカ占領下のアフガニスタン政府の指導者とそっくりで、正直ぞっとする」
「マチャドはトランプの扱い方を心得ている。ノーベル平和賞をちらつかせれば、彼は簡単に動く」
「完全な追従者だ。ノーベル委員会は賞の取り消しを検討すべきかもしれない」
