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米下院、大統領の対イラン軍事行動を制限する決議案を可決

米下院は9日、大統領のイランに対する軍事行動を制限する決議案を224-194で可決した。

決議案は、議会の承認または米国への差し迫った武力攻撃がある場合を除き、大統領にイランに対する軍事力の行使を停止するよう指示するもの。The Hillによると、決議案は両院一致決議と呼ばれ、一般的に法的拘束力を持たない。

今後、決議案は上院の採決にかけられる。

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同日、ペロシ議長は記者会見で「合衆国大統領の署名を必要としないことから、この道を選択した。」と両院一致決議とした理由を説明。「これは連邦議会の声明であり、大統領が拒否するかどうかによって、この声明が損なわれることはない」と語った。

採決前日、政府はイラン革命防衛隊のカセム・ソレイマニ司令官の殺害について、議員らに説明を行った。説明を受けた民主党議員と複数の共和党議員は、ソレイマニ氏が差し迫った攻撃を計画していることを示す証拠に乏しいと主張するなど、情報提供の不足を批判していた。

採決結果は党派に大きく分かれた。

共和党から3人が賛成に回ったが、共和党議員らの多くは大統領に傷をつけるためのショー的な投票として、反対に投じた。

一方、民主党からは8人が反対に回った。マックス・ローズ下院議員は投票前、「不幸にも、決議案は法的拘束力のない決議で、既存の法律を言い換えて、戦争が差し迫っているというメッセージを送るにすぎない」と、反対を表明していた。

トランプ大統領は投票に先立ち、共和党議員に反対を投じるよう呼びかけた。

トランプ氏は「下院共和党議員の全員がクレイジーなナンシー・ペロシの戦争権限決議に反対票を投じることを望む」とツイート。加えて、ペロシ氏が昨年下院で可決した弾劾決議案を上院に送らないことについて「詐欺行為で、大統領ハラスメントだ」と述べた。

これとは別に、上院では民主党のティム・ケイン議員が3日、差し迫った攻撃に対する防衛を除き、イランとの敵対行為について宣戦布告による明示的な承認を義務付ける決議案を提出した。同決議案は両院合同決議で、大統領による署名を必要とする法的拘束のある決議。来週にも採決を実施する可能性があるという。

上院では共和党が多数だが、共和党のランド・ポール議員とマイク・リー議員は8日の時点で同決議案の支持を表明している。上院の勢力は、共和党53議席、民主党と無所属を合わせて47議席。スーザン・コリンズ議員やジェリー・モラン議員は現時点で立場を決めかねており、これら議員の行動に注目が集まっている

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