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宝くじに当選の男性 水死体で見つかる

9月24日の朝、ミシガン州ケースビルにあるサギノー湾に面したプライベートビーチで、男性の遺体が打ち上げられているのが発見された。地元テレビ局が伝えた。

遺体は、近くにあったボートの持ち主、グレゴリー・ジャービスさん(57)と判明。検視の結果、死因は水死とされた。捜査官が所持品を調べたところ、財布の中から当選金4万5,000ドル(500万円)の宝くじ券が発見されたという。

換金されなかったワケ

ジャービスさんが、The Jackと呼ばれるゲームでジャックポットを当てたのは9月13日。近くにあるホテル「ブルー・ウォーター・イン」でブレーしていた。オーナーのドーン・タラスキさんによると、ジャービスさんは当選を知って”超興奮”したという。

ジャービスさんは、19日に再びブルーウォーターインのバーを訪れたが、くじをまだ換金していなかった。

換金にはソーシャル・セキュリティー・ナンバー・カード(社会保障番号)が必要で、カードを持っていなかったジャービスさんは、このために新しいカードを申請したところだったという。

この日以降、ジャービスさんが姿を見せることはなかった。

他殺か、事故か。

ケースビル警察のカイル・ロムゼク署長は同局の取材に「ボートを係留しようとした際、足をすべらせて転落し、頭を打ったと考えている」と説明。「事件性はない」と語った。

当選くじが見つかったことから、検視の結果が出た後に、バーや周囲の人物に聞き込みを行ったという。しかし、周囲とのトラブルは見当たらず、「彼は良いやつだった。他殺の線は捜査から外した」と話した。

ミシガン州では、600ドル以上の当選があった場合、換金時に身分証明書とソーシャル・セキュリティカードの提示を義務付けているという。

タラスキさんによると、ジャービスさんは、当選金を使ってノースカロライナ州に住む父親と姉に会いに行くつもりだと話していたという。

なお残された当選くじは、ジャービスさんの身内に渡されたという。

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