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母親が娘の彼氏募集 タイムズスクエアに巨大広告のワケ

タイムズスクエアに「私の娘とデートして」と書かれた巨大広告が登場し、話題となった。

高さ14メートル、幅7メートルのビルボードには、モリーさんという名前のついた女性の写真と、「モリーのウィングマン(恋人探しを助ける役目)で母親、ベス」というコメントが掲載されている。

ニューヨークタイムズスクエア巨大看板
(C)MashupReporter

娘に代わって彼氏を募集しているのは、ボストン在住のベス・デイビスさん(61)。ニューヨークポスト紙によると、娘を信頼できる相手に託したいと、マッチングアプリ「Wingman」で、娘の恋人探しを始めところ、創設者のティナ・ウィルソン氏の目に止まり、広告を掲載する運びとなった。

アプリは、友人が本人に代わって登録し、最適な相手を見つける仲人のようなシステム。

ベスさんは過去15年以上にわたって、闘病生活を送っている。2004年に乳がんが発覚し、2020年6月に、医師から骨に転移していると告げられたという。

現在、転移乳がん薬を服用しており、少なくとも、2年は病気を制御できる見込みだと明かし、生きている間に、娘が父親とバージンロードを歩く姿を見たいと願いを語った。

娘のモリーさんは、今回の告知は「広い網を投じるようなもの」と説明。「私を敬愛してくれる人、そして愛せる人、共に人生を歩んでくれる人を探している」と述べ、期待を語った。母親の友人の中には、過干渉だと心配する声もあったというが、モリーさんは、良きパートナーを見つけるという母親の判断に、感謝していると語っている。

先述のウィルソン氏は、2人を起用した理由について、母親の病気や願いを知り、ビルボードに広告を出すことで「より早く、素晴らしい相手を見つける手助けをしたいと思った」とNBCニュースに語った。

広告の掲載期間は、約1カ月間。親子は週末にタイムズスクエアを訪れ、記念撮影などを楽しんだという。

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