『弾劾だ!』トランプ氏のイラン爆撃に民主党猛反発

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Maxim Elramsisy/shutterstock

トランプ大統領がイランの3つの核施設に対する爆撃を発表した後、一部の民主党議員から弾劾を求める声が上がった。

アレクサンドリア・オカジオ・コルテス下院議員(民主党・ニューヨーク)

議会の承認を経ない大統領のイランを爆撃するという破壊的な決定は、憲法と議会の戦争権限に対する重大な違反だ。彼は衝動的に戦争を始めるリスクを犯し、それは我々を数世代にわたって巻き込む恐れがある。これは明らかに弾劾の根拠だ」。

ショーン・カステン下院議員(民主党・イリノイ)は「いかなる大統領も、議会の承認なく、米国に対して目前に迫った脅威をもたらさない国家を爆撃する権限はない」と非難。「これは疑いようのない弾劾事由だ」と投稿した。

共和党議員の間では、賛否が割れている。

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トランプ氏と親しく、対イラン強硬派のリンジー・グラハム上院議員(共和党・サウスカロライナ)は「正しい判断だ。イラン体制はそれに値する。よくやった大統領」と賛辞を送った。

トム・コットン上院議員(共和党・アーカンソー)も、「正しい判断」と支持。「イランは46年間にわたって米国にテロ戦争をしかけてきた」と主張した。

一方、トーマス・マシー下院議員(共和党・ケンタッキー)は「これは違憲だ」と端的に反対を表明

歳出法案をめぐってトランプ氏と対立しているランド・ポール上院議員は(共和党・ケンタッキー)は、「一方的に戦争を仕掛けるならば、トランプ氏はそうする多くの大統領の最新人物の一人に過ぎない」とトランプ氏が強調してきた反介入主義との矛盾を指摘している。