アメリカ自然史博物館は開館150周年を記念し、21日よりヘイデン・プラネタリウム・スペース・シアター(Hayden Planetarium Space Theater)で新アトラクション「ワールド・ビヨンド・アース」(Worlds Beyond Earth)をスタートする。
ショーを変更するのは2013年の「ダーク・ユニバース」(Dark Universe)以来7年ぶりとなる。

D. Finnin/© AMNH

スペースショーは、NASA(航空宇宙局)や欧州宇宙機関(ESA)、日本航空宇宙探査(JAXA)によって収集された太陽系の科学データを元に製作された。水星や金星、地球、火星の軌道を回りながら、ダイナミックでイマーシブな宇宙飛行体験を観客に提供する。また、寒く凍りついた火星や焼け付くような金星は、気候変動が地球にもたらす危険性をイメージさせる内容となっている。

© AMNH
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プラネタリウムとして初めてHDR(ハイダイナミックレンジ)を採用し、鮮明かつ深みのある映像を見ることができる。1秒間に60コマのフレームレートの映像は、24コマの映画よりもスムーズだ。
ショーのディレクターを務めたカーター・エマート(Carter Emmart)氏は、「われわれは何も手を加えていない。高さや色、形などは測定データより作られたもので、観客は美しい本物の天体を鑑賞できる。」と述べている。
ナレーションは、オスカー女優のルピタ・ニョンゴ(Lupita Nyong)が務めた。 

アメリカ自然史博物館(american museum of natural history)
住所:200 Central Park West, New York, NY 10024-5102
開館時間:10 am – 5:45 pm
「Worlds Beyond Earth」は10:30-5:00pm
ショーの時間は25分間で、30分毎に開催される。
入場料金:General Admission + One(28ドル、2-12歳16.50ドル)もしくはGeneral Admission + All(33ドル、2-12歳20ドル)
www.amnh.org