トランプはタブー!?再結成『オアシス』に異例の忠告

26
A.PAES / Shutterstock.com

マンチェスターの暴れん坊兄弟が、ついに帰ってきた。
2009年の解散から16年──再結成ツアーを始めたロックバンド『オアシス』は、英国内を席巻し、カナダを経て、8月28日からはいよいよアメリカへ乗り込む。

だが、その前に思わぬ忠告が飛び出した。Daily Starによると、英ショービズ界の大物マネージャー、ジョナサン・シャリットがこう警告した。
「アメリカの政治には関わるな。米国のツアーを滞りなく進めたいなら、トランプについて黙っているのが賢明だ」

ここ最近、トランプ政権下での入国審査の厳格化により、渡航者が入国拒否されるケースが増えている。フランスの研究者がデバイスから「トランプへの憎悪を表現する」内容を見つけられ強制送還されたり、ノルウェー人旅行者が携帯電話にJDバンス副大統領のミーム画像があったことで入国拒否されたり(当局はそれが理由ではないと否定している)──真偽はともかく、そんな話が飛び交っている。

だが、本来のオアシスは“無難な態度”とは無縁だ。
リアム・ギャラガーは2017年のNMEのインタビューで、スラングまみれでトランプや金正恩を罵倒している。

「奴(トランプ)はクソ野郎。あいつら全員クソだ。キム・ジョンなんちゃらって奴も、みなイカれてやがる。俺はそんなくだらねぇ奴らからみんなを解放しに来てるんだ。少なくともボノみたいに偉そうにのさばり歩くようなことは、絶対にしねぇ」

Advertisement

権力に噛みつくのがオアシスのDNA。「それでもトランプに一発かましてくれないか」──アメリカのファンは、密かにそう期待しているのかもしれない。