配車サービス運転手と口論、クオモ元NY州知事の側近が車にはねられ死亡

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デラウェア州で24日深夜、配車サービスの運転手から路上で降車を命じられた男性が、後方から来た車にはねられ、死亡する事件があった。

死亡したのは、メリーランド州出身の男性シンディ・ウォルフ(Sidney Wolf)氏(43)。同氏は、アンドリュー・クオモ前ニューヨーク州知事の側近で、上級政策顧問を務めていた。

事件が起きたのは午前1時45分ごろ、デューイビーチのコースタル・ハイウェイ。Fox5ニュースによると、ウォルフ氏を含む6人が配車サービスのLyftを利用し、べサニービーチへと向かっていた。

走行中、運転手との間で何らかの口論があり、運転手は道路の左端に車を停車。ウォルフ氏らに車を降りるよう求められた。

ウォルフ氏は助手席から車を降りたが、これを追い越そうとした後続車にはねられた。即死状態だったという。その他の5人にけがはなかった。

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ウォルフ氏をはねた運転手は警察から取り調べを受けたが、Lyftの運転手は、その場を逃走。現在警察が行方を追っている。

ウォルフ氏には妻と2人の子どもがいた。元側近の事件を知ったクオモ氏は自身のツイッターアカウントを更新し、「悲劇的なニュースに衝撃を受け、悲しんでいる。シドは、すべてのニューヨーク州民の向上のため、くまなく働いてくれた素晴らしい公務員だった」と追悼の言葉を添え、遺族が立ち上げたGoFundMeのキャンペーンページをシェアした。