フロリダ州マーティン郡で19日、73歳の女性が、バショウカジキの尖った上顎で刺され、負傷する事故あった。
事故が起きたのは、スチュアートのサンドスプリットパーク近くで、女性はメリーランド州から友人らと釣りをするため訪れていた。スチュアートは釣りのメッカで「世界のバショウカジキの首都」とも呼ばれているという。
地元メディアがマーティン郡保安官事務所の発表をもとに伝えたところでは、事故当時、女性は沖合2マイルほどの地点で、他の2人とともにバショウカジキを釣り上げようとしていた。目撃者によると、この時バショウカジキがボートに体当たりし、海中から跳ね上がって、女性の足の付け根を刺したという。
ナショナルジオグラフィックによると、バショウカジキはやりのような上顎を持ち、全長3メートル、体重100キロ以上に成長する。ゲームフィッシングの対象として重宝されているという。
ニューヨークポスト紙は、フロリダ州の規制では、捕獲が許可されるのは一人あたり1日1匹で、160cm以上の個体に限定されていると伝えている。ただし、釣られた個体のほとんどはリリースされているという。
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女性は近くの医療センターに航空機で救急搬送され、治療を受けた。容体については不明だが、捜査官に、カジキがあまりに早くて反応する間がなかったと話しているという。