米航空ショー 第2次世界大戦雷撃機が海水浴場に不時着

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4月18日から2日間にわたってフロリダで開催された航空ショー「Cocoa Beach Air Show」の初日に、第2次世界大戦に使用された雷撃機が海に不時着する事故があった。けが人はおらず、パイロットも無事だった。

同機を所有するヴァリアントエアコマンド社は声明で「エンジン故障」によって、不時着を余儀なくされたと説明。パイロットは無事だと述べる一方、機体の修復には数年を要するだろうと発表した。

SNSにシェアされている動画には、航空機が、海水浴客の頭上を低空飛行した後、しぶきをあげて不時着する様子が撮影されている。

海から引き上げられる様子

不時着をしたTBMアヴェンジャーは、第2次世界大戦で海軍によって使用された。1956年から1964年には、カリフォルニアで森林局によって災害現場に使用され、1969年まで、ジョージア州メイコンの森林管理委員会で任務を務めた。その後、複数の所有者を経由し、2002年にヴァリアントエアコマンド社に渡った。同社は18年かけて大規模な修復を施し、昨年1月に再び空に戻らせることができたと発表している。

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航空ショーのホームページによると、ショーには空軍サンダーバーズ、 F-22ラプターデモンストレーションチームが参加。B-1ランサー爆撃機、B-52ストラトフォートレス爆撃機、A-10C(ウォートドッグ)サンダーボルトII、C-17グローブマスターIIIが参加機体として紹介されている。