NY観光名所「ベッセル」で飛び降り。死亡後SNSに遺書投稿

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22日昼、20代の女性がマンハッタンのハドソンヤードにある「ベッセル」(Vessel)から、飛び降り死亡した。

亡くなったのはブルックリン在住のYocheved Gourarieさん、24歳。ニューヨークポスト紙によると、遺書などは残されていなかったが、死亡した翌日、インスタグラムにメッセージが投稿されていたことが分かった

Gourarieさんは長年、拒食症とうつ病に苦しんでいると明かしていた。予約投稿されたメッセージには「あなたがこれを読んでいる時、私は、すでにこの世にいません。もしくは病院で無能力状態となり、予約投稿を削除できなくなったか、そうでないことを祈っていますが。
なぜ私がこの世を去ったかを調べてもらっても構いませんが、確かに13以上あります。– 予約メッセージを投稿したことで、両親を苦しめたくない。ただこの世に私の最後の印を残したかった」と述べている。続けて周囲の人々に「私の人生をはるかに充実させ、明るく、幸せなものにしてくれた」と感謝を記し、「私はもう苦しんでいません。それを知り、あなたが安心としてくれることを祈っています」と綴っている。
2週間前には、音楽家の父の伴奏で「ムーンリバー」や「ビヨンド・ザ・シー」を歌う動画が投稿されていた。

昨年3月にオープンしたベッセルはハチの巣型のインスタレーション。高さ60メートルの8階建て構造。階段で頂上まで登り、マンハッタンやハドソンリバーの景色を眺めることができる。

ベッセルで飛び降り自殺があったのは、2人目。今年2月、ニュージャージー州に住む19歳の男性が、飛び降り死亡した。

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