米人気ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』(SATC)のスタンフォード役や『ホワイトカラー』のモジー役で知られる俳優、ウィリー・ガーソン(Willie Garson)さんが死去した。57歳だった。遺族がVarietyに明らかにした。
死因は明らかにされていない。TMZによると、ガンを患っていたという。
ガーソンさんは、サラ・ジェシカ・パーカー演じるキャリーの友人で、タレント・エージェンシーのスタンフォード・ブラッチ役をコミカルに演じ、SATCに欠かせないキャラクターとなった。ドラマや劇場版に加え、現在製作中のリブート作品「And Just Like That」にも続投が決定している。最近まで撮影に参加していた。
サラ・ジェシカ・パーカーとは、映画『マーズ・アタック!』(1996)で共演して以来、20年来の友人だという。養子縁組を検討している時、インスピレーションになったのはサラ・ジェシカ・パーカーだったとPeople誌に語っている。
訃報を受け、ドラマのエグゼクティブ・プロデューサー、マイケル・パトリック・キングは「SATCファミリーは、家族の一員を失った」とVarietyに悲しみを語った。
さらに、ガーソンさんの作品に対する献身は、病気の時であっても、And Just Like Thatを支えてくれた。彼はそこにいて、われわれに全てを与えてくれたと感謝を述べた。
ミランダ役のシンシア・ニクソンは「みな彼と一緒に働くのが大好きだった。スクリーンでも実生活でも常に楽しい人だった。光の源であり、友人、ショービジネスの宝のような存在だった」と別れを惜しんだ。
ドラマ上でパートナーのアンソニー役を演じたマリオ・カントーネ氏は「これ以上素晴らしいTVパートナーはいない。ただ打ちひしがれている」と早すぎる死を悼んだ。
サマンサ役のキム・キャトラルは「SATCファミリーにとって多大な喪失と悲しみ」と追悼。
Such sad news and a terribly sad loss to the SATC family. Our condolences and RIP dear Willie xo pic.twitter.com/yXhPkxRTv3
— Kim Cattrall (@KimCattrall) September 22, 2021
ガーソンさんは、ニュージャージー州ハイランドパークで生まれた。ウェズリアン大学で演劇を学び、イエール・スクール・オブ・ドラマで美術学修士号を取得している。
SATC以外には、2009年から2014年までUSAネットワークのドラマ『ホワイトカラー』(White Collar)のモジー役で出演した。
2009年に息子のネーサンさんを養子に迎えた。ネーサンさんは、インスタグラムに思い出の写真を投稿し、父親を追悼した。