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スノーデン氏への大統領恩赦はあり?共和党内で賛否

トランプ大統領の任期が残り数週間となる中、共和党の有力議員の間で、エドワード・スノーデン容疑者の恩赦を巡る議論が再燃している。

リンジー・グラハム上院議員(サウスカロライナ)は「エドワード・スノーデンの恩赦を求める者たちへ:君達はトランプ大統領に、売国奴に恩赦を与えるよう示唆しているのだ」と反対。「スノーデンは犠牲者ではない。アメリカ人の死に責任があり、法が許す最大の範囲で訴追されるべきだ」と投稿した。

チェイニー元副大統領の娘で、下院共和党のナンバー3、リズ・チェイニー議員(ワイオミング)も「恩赦を与えるなどとんでもない」と批判。「彼には、米国史上最大かつ最も有害な機密情報の公開をした責任がある。米国の機密をロシアと中国の情報当局に引き渡し、われわれの軍隊と国家を危険にさらしたのだ」とツイートした。

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一方、トランプ支持で知られる若手のマット・ゲイツ下院議員(フロリダ州)は「チェイニーの終わりなき戦争を支持するイデオロギーこそ、スノーデンがしたことよりも軍隊を危険にさらしている」と反論。

さらにランド・ポール上院議員(ケンタッキー)は、当時国家情報長官だったジェームズ・クラッパー氏について「厚かましくも議会で嘘をつき、ディープステートがすべてのアメリカ人をスパイしていたことを否定したのだ」と投稿。「スノーデンはクラッパーの嘘を明かし、違法なスパイ活動を暴露しただけだ。トランプ大統領による恩赦に値する」と反論した。

大統領就任前に、繰り返しスノーデン氏を批判してきたトランプ大統領は、8月、ニューヨークポスト紙のインタビューに「スノーデンの状況は知らないが、検討を始める」と答えるなど態度を一転。「多くの人々が彼は違った扱いを受けるべきだと考えていて、他の人は、彼は非常に悪いことをしたと考えている」と述べた。

ポスト紙によると、トランプ氏は就任前、少なくなくとも45回「裏切り者」とスノーデン氏をツイッターで非難していた。

「スノーデンは裏切り者の恥知らずだ。彼は英雄などではない。帰国して、裁かれるべき臆病者なのだ」

米国家安全保障局(NSA)の契約職員だったスノーデン氏は、2013年にマスコミに同局の情報収集活動を暴露。香港に一時滞在した後、ロシアに亡命した。今年11月、ロシア国籍の取得を申請したと発表した。

米当局は国家機密漏えいの容疑などで訴追しており、帰国して裁判にかけることを望んでいる。

トランプ大統領は退任を前に、大量に恩赦を与えるのではないかとの憶測が広がっている。Axiosは先日、トランプ氏が最近、要望していない人にまで恩赦を提案するなど恩赦を「クリスマスギフト」を送るかのごとく話をしていると伝えた。またポリティコは3日、トランプ氏が20人の支持者や関係者に先制的な恩赦を与えることを検討していると報道。この中には、トランプ弁護団のルディ・ジュリアーニ氏、3人の子供(トランプ・ジュニア氏とエリック氏、イバンカ氏)とイバンカ氏の夫、ジャレッド・クシュナー氏が含まれていると報じている。

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