「北朝鮮の方が安全だ」大統領報道官のコロナ陽性に、ホワイトハウス記者衝撃

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5日、ケイリー・マクナニー大統領報道官は、新型コロナウイルスの検査で陽性判定を受けたと発表した。同氏は声明で、トランプ氏の側近、ホープ・ヒックス氏の陽性が判明した木曜日以降、自身は陰性が続いていたと述べるとともに、「ホワイトハウス医療班による濃厚接触者リストに、記者やプロデューサー、メディアのメンバーは含まれていない」と発表した。

マクナニー氏は、木曜日にホワイトハウスで記者会見を行ったほか、トランプ氏の感染が判明した後も検疫をせず、敷地内で、マスクを着用せずに、記者の質問に答えるなどしていた。

ホワイトハウス担当の記者からは、適切な安全対策を怠ったとして、マクナニー氏を非難する声が上がった。

ニューヨークマガジンのワシントン担当、オリビア・ヌッツィ氏は「マクナニー氏はマスクを着用せずに、繰り返してレポーターに話しをしてきた。無謀な行動で命を危険にさらしてきた」と批判。

CBSニュースのベン・トレイシー氏は、「ホワイトハウスでレポートするよりも、北朝鮮で報道するほうが安全に感じた」と述べ、「これは狂気だ」とツイートした。

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同日夜、マクナニー氏は、ショーン・ハニティ氏がホストを務めるFoxニュースの番組に、遠隔で出演。入院先の病院からホワイトハウスに戻ったトランプ氏について「最高司令官が回復するのを目にすることができて嬉しい」と述べ、「バルコニーにいる彼を見ることは、彼が病を克服したように、われわれも克服できる、アメリカは打ち勝つがことができるということを示している。すばらしい瞬間をわれわれの国は目にした」と、トランプ氏礼賛を繰り返した。