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ホワイトハウスが国旗を上げ下げ マケイン議員追悼にちぐはぐ対応

トランプ大統領は27日、ジョン・マケイン(John McCain)上院議員の死を悼み、半旗掲揚をするよう命じた。ホワイトハウスではマケイン氏が25日に亡くなった後、半旗にしていたが、月曜朝には通常の高さに戻していた。この対応について議員や退役軍人組織から非難が寄せられていた。

トランプ大統領は、同日の声明で「政策と政治で違いはあったものの、ジョン・マケイン上院議員の国家への奉仕を敬う」として、埋葬の日までホワイトハウスをはじめ、パブリックビルや軍関連施設、海軍艦艇に半旗掲揚を指示した。

上院議員の死に際する国旗掲揚については、1954年にアイゼンハワー大統領が発令した大統領布告で「コロンビア特別区の連邦政府のビル、土地、海軍艦艇の星条旗は死の当日と翌日まで半旗掲揚するものとする」としているが、政治および軍において重要な役割を担った人物については埋葬の日まで半旗とすることが通例となっているという。

トランプ大統領は、27日の宣言以前には、25日にツイッターとインスタグラムで家族にお悔やみの言葉を述べたに過ぎなかった。

なお、一部報道によると、ホワイトハウススタッフが、マケイン氏を英雄と称し、功績を讃える内容のドラフトを用意したが、トランプ大統領が出すことを許さなかったという。

新政権誕生後、マケイン氏はトランプ大統領に度々反対の立場をとってきた。ヘルスケア法案では反対に周り、米露首脳会談後の記者会見については「私が知る限り、アメリカ大統領によるもっとも恥ずべき振る舞いである」と痛烈に批判した。

一方、トランプ大統領は過去に「彼は戦争の英雄なんかじゃない」「彼は捕まったから英雄になっているけれど、私は捕まらない人を好む」などと侮辱的な発言を行なっていた。

両者の確執は埋まることなく、マケイン氏はトランプ氏を自身の葬儀に呼ばないよう求めたという。

27日にはマケイン氏がまとめたお別れの手紙が公表された。マケイン氏は、手紙冒頭で国家、国民、家族に対する謝辞を述べた後、「我々は、史上かつてないほどに圧政と貧困からより多くの人々を解放することを助け、その過程で偉大なる富と力を手に入れた」としつつ、「愛国の精神を部族間の対立と混同するとき、我々の偉大さは弱められる」、「壁を打ち倒すのではなく、その後ろに隠れる時、我々の理想の力を、変化をもたらす偉大な力であると信ずるのではなく、疑う時、我々の偉大さは弱められる」と、現政権への警戒ともとれる内容を述べた。さらに「現在の困難に絶望するのではなく、アメリカの未来と偉大さを常に信じること。ここで避けられないことなどないのだから。アメリカは決して諦めない。アメリカは決して降参せず。我々は決して歴史から目を逸らすことはない。我々が歴史を作るのだ」と締めくくった。

選挙マネージャーで友人のリックデイビス氏(Rick Davis)がマケイン氏の手紙を読み上げた。

マケイン氏の遺体はアナポリスにある海軍兵学校に埋葬される。家族は、ワシントン大聖堂の葬儀でジョージ・W・ブッシュ元大統領とオバマ前大統領が弔辞を依頼。大統領は出席を見送るとみられる。

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