NY州ニューロシェルの弁護士が退院。初期の新型コロナ感染者

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ニューヨーク州で、新型コロナウイルス感染拡大の初期に、陽性が確認され、入院していたウエストチェスター郡ニューロシェル(New Rochelle)在住の弁護士が、退院したことが分かった。クオモ知事と州衛生局長のザッカー博士が29日の会見で発表した。

今月3日、ニューヨーク州で2番目に感染が確認された50歳の男性は、ミッドタウンのグランドセントラルターミナル向かいの事務所に、メトロノース鉄道で通勤しており、感染経路不明の市中感染が疑われていた。2日、重症化した状態で市内の病院に搬送され、入院を続けていた。

「ペイシェント・ゼロ」と呼ばれる男性は、ニューロシェルで発生したクラスターに関連しており、12日から男性が通っていたシナゴーグを中心に、半径1マイル(約1.6キロメートル)の「封じ込め」が実施されていた。

なお、最初に感染が確認された医療従事者の女性(39)は、イランへの渡航歴があり、自宅隔離で治療を続けていた。18日、女性の検査結果は陰性になったと発表されている。

29日、ニューヨーク州では6万人近くの感染者が確認されており、ニューロッシェルの感染者は7,800となっている。州全体で退院した人は、3,572人にのぼる。

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