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容疑者は中年アマチュアラッパー Xマスパレード車突進事件

日曜日にウィスコンシン州ウォーキシャで開催されたクリマスパレードで、SUVが参加者の列に突進した事件で、48人が負傷、5人が死亡したことが明らかになった。

ウォーキシャ警察の発表によると、死亡したのは50代から80代で、4人が女性、1人が男性だった。被害者の数は、今後、増える可能性があるとしている。

容疑者は、ミルウォーキー在住のダレル・エドワード・ブルックス・ジュニア(Darrell Edward Brooks Jr)(39)。現場からほど近い場所で拘束された。単独の犯行で、「テロ事件だとする証拠はない」としている。

事件の直前、警察に、家庭内暴力の通報があり、ブルックス容疑者はこれに関係していた。警察が到着した際には、ブルックス容疑者は現場から去っていた。

ウォーキシャは、州南東部にある人口7万人の都市。ミルウォーキー都市圏に含まれている。先日、無罪評決を得たカイル・リッテンハウス氏の銃撃事件があったケノーシャから、北方に約90kmほどの距離にある。

ブルックス容疑者とは

ワシントンポスト紙によると、ブルックス容疑者には、多くの犯罪歴があり、今月はじめにも、暴行や家庭内暴力など5つの罪状で起訴されていた。

裁判所の記録によると、ブルックス容疑者は、同事件について無罪を主張しており、11月11日に1,000ドルの保釈金を支払い、身柄を開放された。

デイリーメールは、この事件について、被害者は、自身の子供の母親にあたる女性だったと伝えている。ブルックス容疑者は、この女性を追いかけ、ガソリンスタンドの駐車場で、SUVに乗るのを拒んだところを、車でひいたという。

同紙はまた、ブルックス容疑者は、ウィスコンシン州内だけで、1999年から15回以上の逮捕歴があり、麻薬所持、武器の不法所持、首をしめた罪などで起訴された過去があると報じている。

地元メディアによると、ブルックス容疑者は昨7月に逮捕され、今年2月まで拘束されていた。保釈金は当初1万ドルだったが、その後7,500ドルに減額された。さらに、他の公判との兼ね合いで、ブルックス容疑者の要求する迅速な裁判が実施できないとの理由で、最終的に500ドルまで減額された。

アマチュアラッパー

複数のメディアが、ブルックス容疑者は「MathBoi Fly」の名で、アマチュアのラッパーとして活動していたと伝えている。SNSに出回っているミュージックビデオには、事件を起こしたものと同じとみられるSUVの前で、歌う姿も確認できる。

今後の予定は

ウォーキシャ警察のダニエル・トンプソン署長は、ブルックス容疑者は、5つの第1級殺人罪で起訴される可能性があるとしている。23日に、ウォーキシャ郡裁判所に出廷を予定している。

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