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ワシントンポスト紙 ハリス副大統領の過去記事を就任式前に変更、その後復元へ

ワシントンポスト紙が、2019年7月に掲載したカマラ・ハリス副大統領に関する記事について、就任式の9日前に変更を加えていたことが分かった。

Foxニュースは、新バージョンは、ハリス氏に「友好的」な内容だと指摘。ワシントンポスト紙は最終的にオリジナル記事へのリンクを復元させたが、変更が反感を買った後だったと伝えている。

記事は、民主党の大統領選予備選に出馬をしていたハリス氏の過去を伝記的に振り返る内容で、冒頭部分には当初、ハリス氏とキャンペーン陣営を率いる妹のマヤ・ハリス氏とのインタビューが掲載されていた。

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ハリス氏は、討論会の準備でマイアミのヒルトンホテルに缶詰となりながらも、夫とビーチを歩き、朝はSoulCycleのエクササイズを受けることで「少しの間、日常生活に戻れた。ご褒美だった」と語りつつ、「一口だけ、食べ物を恵んでくださいと物乞いする囚人がもらうようなご褒美ね」と、自らを囚人に例えた。さらに、皿を持ち両手を前に突き出すような仕草をして、老人のような震えた声で「水!水だけでいいんだ・・・。この日常は消えてなくなる」と述べた後、大声で笑ったと記載されていた。

この部分が1月11日に変更されたことに気がついたReasonのエリック・ベーム氏は、囚人の例えを「非常に不快な瞬間」と批判すると同時に、最新版では「このひどい瞬間が消えたようだ」と掲載した。

ベーム氏はこの中で「世界で最も強力な政治的な職に立候補することは、囚人とは異なる。全国紙のインタビューを受ける前に、SoulCycleのクラスを取るのと、喉の渇きに死ぬほど苦しむこともだ。笑い事ではない」と批判。

さらに「ハリス氏は、地位を悪用した警察官を擁護し、子供が学校にも行けないような貧しい親を収監し、検察官として名を馳せた」と述べ、ワシントンポストでの発言は「ゆがんだ正義感と基本的な人間の尊厳が欠如している」と語った。
さらに記事の削除は「大統領の職に近づいたハリス氏をカバーする準備をする伝統的な政治メディアのやり方に関して、何かを示唆するもの」だと述べた。

ベーム氏の指摘に対し、ワシントンポストの広報担当者は当初、バイデン氏とハリス氏の就任にあたり「過去の有力な伝記的記事を再利用、更新した」と説明した。「元の記事は紙面版での閲覧が可能だ」と回答したという。ハリス陣営が、記事の変更を求めたかどうかには回答はなかったという。

ベーム氏の記事をきっかけに反感が広がった後、ポスト紙は、更新版にオリジナル記事のリンクを追加。両記事をサイトに残しておくべきだったと過ちを認めた。

コミュニケーション部門の副社長Kris Coratti氏はFoxニュースに対する声明で、「政権移行報道とバイデン氏とハリス氏について作成した特別セクションの一部として、両氏の伝記的な記事の一部を再利用し、更新している」と述べた上で、「オリジナル記事は The Lily(ポスト紙の別サイト)で入手が可能だが、両方のバージョンを残すべきだった」と回答した。

ワシントンポスト紙の対応に、ネットでは「納得のいく説明をすべきだ」「これまでどれほど、民主党にとって都合の悪い記事を黙って消去してきたのか」「(ポスト紙のスローガンを引用し)民主主義は削除の中で死ぬ」などの批判が相次いでいる。

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