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NY市、ソーシャルディスタンスの取り締まりが暴行に発展。行き過ぎた対応と批判の声

マンハッタンのイーストヴィレッジで2日、警察官によるソーシャル・ディスタンスの注意呼びかけが、3人の逮捕に発展する事件があった。ソーシャルメディアには、拘束時の動画が投稿され、警察官の行き過ぎた対応だとして、非難の声が上がっている。

SNSに投稿された動画では、複数の警察官が1人の男性を取り押さえる様子が映っている。その後、通りすがりの男性に対し、1人の私服警察官が、スタンガンを向けて接近。男性の頭や体を複数回殴って取り押さえ、手錠をかけた。

法的援助協会が入手した別角度の映像では、複数の警察官が2人の男女に近づき、拘束する様子が映っている。

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この日逮捕されたのは、Shakiem Brunson(31)と、Ashley Serrano(22)、Donni Wright(33)。
警察側の発表では、デリの前にいた2人が、ソーシャル・ディスタンスに違反しており、解散を命じるために、彼らに近寄ったという。その際、バッグからマリファナが見えたため、警察官がBrunson容疑者からバックを取ろうとすると、好戦的な態度を取ったため拘束した。マリファナや武器の所持、治安紊乱行為、拘束時の抵抗などの罪で訴追されている。
Serrano容疑者は、Brunsonが逮捕されるのを阻止したため、拘束された。
スタンガンを向けられた上、強制的に逮捕されたWright容疑者は、警察官の命令に応じない姿勢を示したと拘束理由を発表。警察官への暴行や、威嚇行為、拘束時の抵抗、公務執行妨害、安紊乱行為などの容疑で訴追された。

ニューヨーク市警察のダーモット・シェイ警察委員長は3日の会見で、映像を確認したと述べ、現在内部調査を行っていると明かした。一連の出来事に関わった警察官、1名の職務を変更したと発表した。
デブラシオ市長は、「非常に困惑している。私がビデオで見た行為は許容できない」と述べた。

イーストビレッジとロウアーマンハッタンから選出されたCarlina Rivera市議外議員は、NYPDに連絡したことを明らかにし、動画の撮影前に何が起こったのかに関わらず、暴行は正当化できないと非難。「プロフェッショナリズムとデスカレーション戦術はどうなったのか?説明責任を果たす必要がある。」とツイートした。

ニューヨークタイムズによると、スタンガンを向け、暴行を加えた警察官はFrancis Garcia氏で、2012年に警察官となり、住宅局で働いていた。ガルシア氏が関わった事件に関し、市はこれまでに少なくとも18万2,500ドルを支払っているという。

2日は気温の上昇に伴い、多くの人出が予想されていた。NYPDはソーシャル・ディスタンスを遵守するよう注意を呼びかけるため、1,000人を公園などに派遣していた。NYPDはこの日だけで、98件の召喚状を発行したと発表している。

ジュマーニ・ウィリアムズ(Jumaane D. Williams)市政監督官は、ソーシャル・ディスタンスの取締りが不均衡な例として、週末のウエストヴィレッジの様子や、ユダヤ人の葬式、今回の事件など4枚の写真を並べて投稿した。

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