クジラもワクチン接種?自然史博物館がワクチン会場に NY市

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ニューヨーク市のデブラシオ市長は19日、今週金曜日からアメリカ自然史博物にワクチン接種会場を設けると発表した。

場所は、実物大のシロナガスクジラの模型があるミスタイン海洋生物ファミリーホール。全住民が対象となるが、公共住宅の住民や美術館のスタッフなどを優先的すると発表している。
デブラシオ氏は記者会見で「文化コミュニティを復活させるため、これらの人々にリーチしたいと考えている」と語った。保健局長は、クジラが絆創膏を貼った写真を公開した。

ニューヨーク市では、これまでに570万回以上のワクチン接種が行われた。対象者の約半近くが少なくも1回の接種を受けたという。先週金曜日には、1日の接種回数が、過去最多の10万6500回以上を記録した。

市内に設けたワクチン接種会場は600カ所で、野球場のシティフィールドやコミュニティセンター、公共図書館、ブロードウェイ、ショピングモール、大学、教会などが使用されている。市が運営する会場では現在、50歳以上の住民が予約なしで接種を受けることができる。