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米ティーンヴォーグ新編集長「アジア人蔑視ツイート」問題、コスメ小売大手が広告停止

ティーン・ヴォーグの次期編集長が過去に人種差別的なツイートをしていた問題で、コスメチェーン大手のアルタ・ビューティー(Ulta Beauty)は、同媒体で展開中の広告キャンペーンを一時停止するとした。予算は7桁規模(日本円で億単位)だという。デイリー・ビーストが伝えた。

同社の広報担当者は声明で「多様性と包括性は、アルタビューティーのコアバリューであり、これまでも常にそうであった」と述べ、「コンデナスト(ティーン・ヴォーグの親会社)とともに状況を評価し、われわれのパートナーシップに関する次のステップを決定する間、ティーン・ヴォーグへの現在の支出を停止する」と述べた。

これまでのところ停止に踏み切ったのはアルタのみだが、今週行われた同社の営業会議では、問題の影響について懸念が示されたという。

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コンデナストは5日、元アクシオスの政治記者で、大統領選でバイデン陣営を取材したアレクシ・マキャモンド(Alexi McCammond)氏(27)を、ティーン・ヴォーグの次期編集長に据えると発表した。

発表後、同氏が過去に投稿した人種差別的なツイートに対する非難が再燃。社内スタッフからも同氏の起用を問題視する声が上がった。

マキャモンド氏は2011年、学生の頃に「寝起きに腫れぼったいアジア人の目にならない方法をググってる」とツイート。別の投稿では、大学教授のアシスタントを「バカなアジア人」と呼ぶなど、差別的な発言をしていた。

ワシントンポスト紙は9日、マキャモンド氏が、従業員に宛てたメールで迷惑をかけたことを謝罪したと伝えた。同氏はメールで、過去の投稿を「アジア系アメリカ人を人種差別的にステレオタイプ化した攻撃的で、馬鹿げたツイート」と認める一方、「ツイートの内容は私自身を反映するものではないが、皆さんの信頼を失ったことは理解している。今までの2倍努力して信頼回復に務める」と述べた。

さらに、この問題が大きく報じられた後、マキャモンド氏は「ティーン・ヴォーグのコミュニティ、スタッフ、読者、ライター、フォトグラファー、コンテンツクリエイターと友人」宛に謝罪を表明。アジア系アメリカ人は歴史的に人種差別の問題から除外されてきたと述べ、これを変える役割を果たすことを決意していると発表した。

なお一連のツイートを巡って、マキャモンド氏は2年前にも非難を浴びており、この際にも謝罪をしている。

コンデナストは、マキャモンド氏の起用を堅持するとしている。同社の広報はデイリービーストに「彼女がジャーナリストとしての仕事を通じて示した価値観、受容性、深さを評価」した上での起用だと説明。「キャリアを通じ、彼女は取り残された人たちの声をすくい上げることに尽くしてきた」とし、「差別的ツイートに関しては、2年前にすでに謝罪し責任をとっている」と述べている。

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