27日に開催する第94回アカデミー賞授賞式で、映画芸術科学アカデミーとウクライナのゼレンスキー大統領が、出演に関する話し合いをしていることがわかった。ニューヨークポスト紙が報じた。
議論は継続中で、事前収録や生中継など、出演形式についても不明だという。また情報筋によると、アカデミー賞関係者らは、オスカーが非政治的であるべきかどうかについての討議も行なっているという。
なお受賞式を放送する米ABCは、ゼレンスキー氏が声明を発表するのを支持していると報じている。
また、夫のアシュトン・カッチャーと共にウクライナの避難民支援のために3,500万ドル(約43億円)を調達したウクライナ生まれの女優、ミラ・クニスは、授賞式で声明を発表する予定だという。
ゼレンスキー氏は20日、夫妻とオンラインでミーティングした際の画像をツイッターに投稿。「支援に感謝している。彼らの決意に感銘を受けた」とツイートしている。
.@aplusk & Mila Kunis were among the first to respond to our grief. They have already raised $35 million & are sending it to @flexport & @Airbnb to help 🇺🇦 refugees. Grateful for their support. Impressed by their determination. They inspire the world. #StandWithUkraine pic.twitter.com/paa0TjJseu
— Володимир Зеленський (@ZelenskyyUa) March 20, 2022
授賞式の司会者の1人、コメディアンで女優のエイミー・シューマーは先日、ドリュー・バリモアのテレビ番組で、プロデューサーらにウクライナのゼレンスキー大統領の出演を提案したことを明らかにし、話題となった。実現性について「私はそこに踏み込むのはこわくないけど、オスカーを製作しているのは私じゃないから」と語っている。
エイミー・シューマーの提案に対しネットでは、「ウクライナは、いま戦争の真っ最中だ。ゼレンスキーにそんな時間はない」「ウクライナの人々は家を失い、命を奪われている。金の像のために集まった高価な服を来るセレブは必要ない」「視聴者が激減しているショーの視聴率稼ぎ」など否定的な意見が寄せられていた。