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全米の新型コロナ感染 ニューヨーク市から拡散、 研究者「NYはウイルスのグランドセントラル駅」

新型コロナウイルスについて、全米の感染が、主にニューヨーク市から広がっていったことが研究によってわかった。ニューヨークタイムズが報じた。

調査結果は、遺伝学者によるウイルスの変異の追跡、感染者の移動歴および感染症専門家が作成した感染流行のモデルから導かれたという。

イェール大学の疫学博士Nathan Grubaugh氏は「ニューヨークが他の地域にとって主な玄関口となったことを確信させる十分なデータがある」と語った。同氏は、ニューヨークから拡散していったウイルスが、全米で確認されている感染の60から65%を占めていると推定している。

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研究者らは、正確な結論を得るにはより多くのサンプルが必要だとしつつ、全国への拡散は3月初旬にはじまったと考えているという。

政府が、移動の自粛を含むソーシャルディスタンスの実施を国民に求めたのは3月16日だった。また、ニューヨーク州が必須事業以外のすべてのビジネスの閉鎖を義務づけるなど、自宅待機を命じたのは3月22日だった。

さらに同紙は、ニューヨークのウイルスの遺伝的特徴はヨーロッパに関係していると指摘。政府は3月14日にEU諸国からの渡航を禁止したが、渡航制限は実質的に無意味だったと述べている。

スクリプス研究所のKristian Andersen微生物学・免疫学教授は「われわれは初期対応を逃した。大多数は国内の拡散だ」と述べ、「これが他の誰かの責任だということを耳にしているが、間違っている。他の誰かではなくて、われわれの落ち度だ」と語った。

アリゾナ州のトランスレーショナル・ゲノムリサーチ・インスティチュートのDavid Engelthaler氏は「ニューヨークはウイルスのグランドセントラル駅として機能して、そこから多くの方向に、多くの場所に移動させる機会を提供した。」と語った。

調査では、遺伝学者が感染者から得られた2000サンプルを分析した。ウイルスは他に感染して複製するにつれて変異するものの、習性は変化せず、ウイルスの起源に関する情報を提供しうるという。テキサス、オハイオ、ルイジアナ、アイダホ、ウィスコンシンをはじめ、多くの州から得られたサンプルの大半が、ニューヨークのウイルスに遡ることができるという。

また同紙は、人々の渡航データが調査結果をサポートしていると指摘。匿名化した携帯電話の追跡データをもとにした分析では、全国の感染者数は、3月初旬にニューヨークから移動した人々の数と密接に関連していると説明している。

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