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#Goyaway 米老舗食品メーカー ゴヤに不買運動。CEOがトランプ氏絶賛

9日、ツイッターでは、米食品会社ゴヤ・フーズの不買を呼びかける「#Goyaway」「#BoycottGoya」がトレンド入りした。

スパニッシュ料理に使用する豆類や調味料などの食材で知られるゴヤは、1936年創業の老舗企業。ヒスパニックが経営する国内最大の食品会社を謳っている。

不買運動のきっかけは、ホワイトハウスで行った同社のロバート・ウナヌー最高経営責任者のスピーチ。同日、トランプ大統領はヒスパニック系のビジネスリーダーを招いて会合をした後、ヒスパニックコミュニティの教育や経済機会の改善を目的とした大統領令に署名した。ウヌナー氏は署名式のスピーチで「われわれはトランプ大統領のような指導者を同時代に持てて、本当に恵まれている」と称賛。「われわれには素晴らしい建国者がいる。リーダシップと大統領、国にお祈りし、われわれがこれからも繁栄し、継続していくことを願っている」と語った。

トランプ大統領は2016年の選挙キャンペーン中から、メキシコからの移民を「レイピスト」と呼ぶなど、移民に対する侮蔑発言を連発。国境の壁の建設やDACA廃止をはじめ、強硬な移民政策を次々と打ち出してきた。

民主党議員らもボイコットの声に賛同した。メキシコ移民の子孫、ジュリアン・カストロ元住宅都市開発長官(民主党)は「ウナヌー最高経営責任者は、政治的利益のためにラティーノを悪者にして、悪意ある攻撃をする大統領を賞賛している」と投稿。「アメリカ人はゴヤ製品を買うのを考え直すべきだ」と呼びかけた。

ニューヨーク選出のヒスパニック系の若手議員、アレクサンドリア・オカシオ・コルテス下院議員(民主党)は、同社の調味料を自作する「合図だ」とツイート。続けて、調味料のレシピを投稿した。

国内最大の移民の若者の組織だというUnited We Dreamは「トランプの白人至上主義者のアジェンダに同調した」と非難。不買運動ページを開設し、署名を求めている。

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