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ツイッターボット 大統領選に向け陰謀論拡散

南カリフォルニア大学の研究チームが選挙に関連するツイートを分析したところ、政治的な陰謀論の拡散にボットが大きく関与していることがわかった。

研究では、今年6月から9月までの選挙に関連するツイート2億4千万件以上を調査。ボットの特定には、同大学とインディアナ大学の科学者が開発したマシンラーニングをベースにしたツール、Botometerを使用した。

研究では、選挙に関連する投稿は左派のアカウントよりも右派のアカウントが著しく多いことがわかった。右派のボットアカウントは左派の4倍多く、右派の人間によるアカウントは、左派よりも2倍多かった。

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右派のニュースメディアのコンテンツをシェアしているユーザーは、左派よりも12倍以上陰謀論をシェアする可能性が高かったという。また右派メディア(ブライトバート、OANN、インフォウォーズ)のコンテンツをシェアするユーザーの20%がボットであることもわかった。

さらに陰謀論をシェアするユーザーの13%はボットの疑いがあった。なかでもQアノンに関するツイートは、アラスカ、アイダホ、ケンタッキー、ミシシッピ、モンタナ、オクラホマのユーザーに集中しているという。

研究を主導したエミリオ・フェラーラ教授は、ボットが陰謀論を拡散することに関し「最も懸念される部分だ」と述べ「エコーチェンバー現象を増幅させてしまう」と指摘している。

なお、ニューヨークタイムズによると、米ツイッターの広報は今回の研究について「公に入手可能なデータのみを使用する研究は、深刻な設計上の欠陥がある」と研究方法に疑問を呈している。

より巧妙になるボット

研究者らによると、ボットはここ数カ月でより洗練されてきており、肉眼で識別することが非常に難しくなっているという。

ボットは自動化されたソフトウェアと人間のオペレータの組み合わせによって運営されているのが典型で、検出を避けるためにアカウントの行動を調整したり、変化させたりしているという。

一部のボットは、新しいネタをツイートしたり、頻繁に投稿したりするのではなく、リツイートだけするなど、完全に自動化されている兆候を示すものもあるが、夜にツイートを停止し、ユーザーが眠っているかのように見せるなど、偽アカウントだと断定するのは難しくなっているという。

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