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MAGA論客がトランプに最後の“説得”─イラン攻撃の行方

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Ben Von Klemperer/shutterstock

トランプ大統領がイランへの軍事行動を決断する可能性が高まっている──その舞台裏で、右派インフルエンサーが戦争回避を働きかけているとの見方が浮上している。

ロシア国営のTASS通信によると、法学者のアンドリュー・ナポリターノは同社の取材に対し、「かつてFOXニュースの同僚だったタッカー・カールソンが今日(2月23日午後)、トランプ氏と会い、イランとの戦争を思いとどまらせようとしていると私は確信している」と語った。

もっとも、カールソンが実際にトランプと面会したかどうかは公式には確認されていない。

一方でナポリターノは、攻撃は既定路線に近いとの見方も示した。

「トランプにかかるシオニスト勢力の圧力は極めて強い。ペルシャ湾で展開する軍事力とそのコストを考えれば、引き金を引かざるを得ないと彼は感じているだろう。問題は『あるかどうか』ではなく『いつか』だ」とも述べている。

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ジュネーブ協議を前に緊迫

米国とイランは2月26日にスイス・ジュネーブで協議を予定している。米側代表には特使スティーブ・ウィトコフと、トランプの義理の息子ジャレッド・クシュナーが参加する見通しとされる。

前回のオマーン仲介の核協議では、イラン外相アッバス・アラグチが「いくつかの争点で相互理解に達した」と、交渉の前進を強調していた。

一方、米政府は2月19日、イランに対し、合意に達するまでの猶予期間として、同日から最大15日間を与えると発表した。

国防総省は現在、中東地域に2つの空母打撃群を含む軍事力を集結させている。CBS Newsのホワイトハウス担当記者ジェニファー・ジェイコブスは先週、トランプはまだ最終決定を下していないとしつつも、国家安全保障当局者が「早ければ週末にも攻撃の準備は整う」とトランプに伝えたと報じた

MAGAワールドが分裂

イラン攻撃をめぐり、MAGA陣営内部でも立場が分かれている。紛争関与をアメリカ・ファーストの理念から逸脱とみなす非介入主義勢力と、タカ派・親イスラエル路線を支持する論者の間で温度差が広がっている。

極右活動家のニック・フエンテスは先日、X(旧Twitter)で「トランプがイラン戦争を始めれば、2026年も2028年も終わりだ。イラク戦争2.0だ」と批判。キャンディス・オーウェンスも「これは事実だ」とコメント付きでシェア。同調を示した。

両者やカールソンは、イスラエルやユダヤ人に関する発言をめぐり、これまで反ユダヤ的だとの批判を受けてきた経緯がある。

一方、FOXニュース司会のマーク・レビンは、イスラエルのチャンネル14とのインタビューで「体制転換こそ唯一の解決策だ。この政権は破壊されるべきだ」と述べた。SNS上でも、イランの最高指導者ハメネイ師に対し強い言葉で非難している。

SNSで数百万のフォロワーを抱える彼らの発言は、トランプ支持層に一定の影響を与える。米国がイラン攻撃に踏み切れば、中間選挙を前にMAGA内部の路線対立を一層鮮明にする可能性がある。