トランプ大統領 ホワイトハウス法律顧問の退任を発表

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Don McGahn
by Gage Skidmore, Flicker

トランプ大統領は29日のツイートで、ホワイトハウスのドン・マクガーン(Don McGahn)法律顧問が今秋に退任することを明らかにした。

マクガーン氏は2015年に法律顧問としてトランプ陣営に加わり、2016年11月にトランプ大統領によって現在の地位に指名された。2008年から2013年に連邦選挙委員会の議長を務め、全国共和党下院委員会の法律顧問を務めた経歴を持つ。

マクガーン氏は先月、ロシアの大統領選介入疑惑の捜査を進めるロバート・モラー特別検察官に捜査協力をしていたことがニューヨーク・タイムズによって報じられていた。モラー氏による聴取は3回行われ、合計30時間におよんだという。マクガーン氏は、トランプ大統領がジェイムズコミー前FBI長官の解任に至った状況やモラー特別検察官の解任の試みといった、司法妨害の可能性について情報提供を求められたとみられている。

マクガーン氏は、ブレット・キャバノー氏の連邦最高裁判所判事への就任が承認された後にホワイトハウスを去ることが予想されていた。大統領のツイートについて、本人は事前に知らされておらず、CBSの取材に対し、「驚いている」とマクガーン氏は語っている。

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大統領のツイートは他の議員にも驚きをもって迎えられた。
上院司法委員会のチャック・グラスリー(Chuck Grassley)議員(共和、アイオワ)は「嘘であってほしい。…それをしてはならない」と反対を表明した。