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トランプ氏 性的暴行疑惑がらみの名誉毀損訴訟。次の展開は

作家でジャーナリストのE・ジーン・キャロル(E. Jean Carroll)氏(77)は、ロイターの取材に、トランプ前大統領を相手に起こした名誉毀損の訴訟に関して、今年中に証言録取が行われることを望んでおり、その際は立ち会うと答えた。

キャロル氏は2019年、トランプ氏から1990年代半ばに、ニューヨークのデパートで性的暴行を受けたことをニューヨークマガジンの記事で告発した。これに対しトランプ氏は、告発は事実無根で、キャロル氏とは会った事もないと主張。本を売るための売名行為だとし、さらに「彼女は私のタイプではない」などと蔑んだ。これを受けキャロル氏は同年11月、トランプ氏を名誉毀損で訴え、賠償金と発言の撤回を求めた。

キャロル氏は「部屋に入って席に着き、テーブル越しに彼と顔を合わせる瞬間を心待ちにしている」と証言が早期に実現することに期待を示し、「毎日のように考えている」と語った。

弁護側は、トランプ氏が大統領の職務を果たす間、民事裁判に対応するのは不可能だと主張。審理を却下または遅らせるよう求めた。昨年9月には司法省が介入し、連邦政府がトランプ氏に代わって被告になるという異例の申し立てを連邦地裁に行った。司法省は、トランプ氏は典型的な公務員と同様に、職務を遂行する際、民事訴訟を免れる権利が連邦法によって保障されると主張。キャロル氏に関する発言をした際、トランプ氏は個人ではなく、現職の大統領として活動したと説明した。

連邦地裁のルイス・キャプラン判事は昨年10月、司法省の主張を認めない判決を下した。その後、司法省は上訴。判断は連邦控訴裁に委ねられた。

バイデン政権下の司法省が、弁護を続けるかは不明。控訴裁が下級審の判決を支持した場合、トランプ氏に証言させる道が開かれる。

キャロル氏の代理人、ロベルタ・キャプラン氏はトランプ氏が大統領を退任した現在、「裁判官たちはこれらの訴訟に取り組むタイミングだと感じていると思う」と述べている。

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