デサンティス副大統領候補もアリ?トランプ氏が関心、米メディア

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トランプ氏の周囲では、次期大統領選予備選で強力な対抗馬になると目されるフロリダ州のロン・デサンティス知事について、ランニングメートとして取り込む案が浮上しているという。Page Sixが伝えた。

同サイトによると、トランプ氏の関係者の中で、デサンティス氏を副大統領候補に推す声が上がっており、トランプ氏もこれに耳を傾けている。

ある関係者は、トランプ氏は同意していないと明確にする一方で、デサンティス氏が取引に応じれば、トランプ氏への反対を止めるだけでなく、”バイデン氏にない若い保守派の活力”を取り込め、大量の選挙資金の獲得にもつながると話したという。

同関係者によると、デサンティス氏は本当は2028年の大統領選に出たいと考えており、今回の狙いは、資金集めと様子を伺うことにあるという。

デサンティス氏はまだ正式に出馬を表明していない。24日に岸田首相に面会したデサンティス氏は、来週にはフロリダに戻って州の予算案の策定を行い、その2週間後に今会期を終える。本格的に大統領選に参戦するのはその頃ではないかとみられている。

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世論調査では、トランプ氏が強いリードを保っている。

先週発表されたウォール・ストリート・ジャーナルの調査では、候補者12人の中でトランプ氏が48%の支持を獲得、デサンティス氏は24%だった。二人の一騎打ちの場合は、トランプ氏が51%、デサンティス氏は38%だった。

候補者を15人とした3月のクイニピアック大学の世論調査でも、トランプ氏は47%の支持を獲得。デサンティス氏は33%だった。一騎打ちの場合も52% – 42%で、トランプ氏のリードは前回と変わらなかった。

デサンティス氏の出馬の憶測が高まるにつれ、トランプ氏は対立姿勢を強めている。

24日に放送されたニュースマックスのインタビューでは、かつてデサンティス氏を州知事に推したことに触れつつ、「彼にとても失望している。私は忠実な人間だからだ」と主張。「誰かに知事にしてもらっておいて、大統領に対抗して出馬するかもしれないと人々に話している。人生はそんなふうに行くべきではない」と批判を展開した。