トランプ氏逮捕の瞬間?フェイク画像のクオリティが高すぎと話題

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21日に逮捕されると自ら予告していたトランプ前大統領。23日現在、未だそのような動きはないが、一方で、トランプ氏の逮捕がどんなものになるのかという巷の興味は尽きないようだ。ネット上にはAIを駆使し逮捕の瞬間をイメージしたフェイク画像が登場し、まるで本物だと話題を呼んでいる。

調査報道グループ「ベリングキャット」の創設者エリオット・ヒギンズ氏は、「トランプ氏の逮捕を待つ間、逮捕の画像を作った」とツイート。画像生成ソフトMidjourney v5を使って再現したトランプ氏の身柄拘束の瞬間を描いたフェイク画像を投稿した。

画像は40点以上に及び、必死で抵抗するトランプ氏を警察が囲んで抑えつける様子、警察に追われて逃げるトランプ氏、警察と対峙するトランプ氏、抗議する長男トランプジュニア氏やメラニア夫人など、本物と見間違う臨場感を醸し出している。

さらには裁判中のトランプ氏、刑務所でオレンジ色の囚人服を着せられたトランプ氏、囚人仲間とバスケットボールに興じるトランプ氏、脱獄するトランプ氏、大好きなマクドナルド店に逃げ込むトランプ氏など、逮捕後の出来事をイメージした画像もある。

中には偽物とすぐに分かる漫画的なものもあるが、ツイッターのユーザーらはそのクオリティを絶賛。「まるで本物。実際の写真かと思った」「これはAI画像です、本物ではありません、と記した透かしをいれるべき」などのコメントが相次いだ。あまりの精巧さに、AIと分かっていつつも本物の画像が混ざっているのではと疑う人もいた。

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@TheInfiniteDudeというツイッターユーザーも、トランプ氏が警察に連行される様子を描いたフェイク画像を投稿。こちらは指のあたりが雑だとの指摘も一部で出たが、やはりそのクオリティの高さから本物と勘違いする人も現れ、“トランプ氏が逮捕されたという情報はまだ出ていない”とするメモが加えられた。

ニューヨーク州の大陪審は22日にも起訴するかどうかの判断を下すと言われていたが、この日は、招集が突然中止された。審理は来週に持ち越されたとも報じられている。容疑は、2016年の大統領選出馬当時、過去に不倫関係にあったと主張するポルノ女優ストーミー・ダニエルズ氏に支払われた金銭に関するもので、起訴されれば、大統領経験者としては初てであるばかりでなく、2024年の選挙に大きな影響を与える可能性がある。