いたずら殺到、トランプ陣営 不正投票ホットラインを終了

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トランプ陣営は、一般から投票に関する不正行為などの報告を受けるために設置したホットラインを終了した。

CNNによると、現在ホットラインはウェブフォームから情報を送信できるウェブサイトに変更された。

ABCニュースは先週、選挙日以降、バージニア州アーリントンにあるトランプ陣営本部で多くのスタッフが毎日数百件の電話を受けていたが、敗北をからかったり笑ったりするいたずら電話が殺到していると報じていた。現在、SNSには、ホットラインのいたずらの様子が数多くシェアされている

一方、トランプ大統領の次男、エリック・トランプ氏はスパム行為は民主党全国委員会が行なっていると、根拠を示さずに非難していた。

オンライン宣誓供述書 証拠として認められず

12日、トランプ陣営がアリゾナ州のマリコパ郡で起こした訴訟の公判が開かれた。陣営は、投票所職員が、投票機が検知した投票用紙の誤りを訂正する手順を無視したとし、「何千人もの有権者が、選挙権を剥奪された可能性がある」と主張していた。

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アリゾナ・リパブリックによると、冒頭陳述の前、アリゾナ州のケイティホッブズ(Katie Hobbs)州務長官の弁護人は、オンラインで集めた宣言書には信頼性を保証するものがないとして、証拠から除外するよう求めた。トランプ陣営の弁護士、Kory Langhofer氏は、オンライン宣言書の一部に誤りがあったと認めつつ、これらは除外したと主張したものの、判事は州側の主張を認めた。

Langhofer氏はまた、反対尋問に用意した証人が、自身のビジネスパートナーだったことが判明。ネットで話題となった。

12日夜、アリゾナ州でバイデン氏が勝利を確実にし、獲得選挙人が290人になったと報じられた。

同州で民主党候補者が勝利するのは、1996年以来。FOXニュースによると、バイデン氏の獲得票数は1,670,260票(49.4%)で、トランプ氏は1,659,274票(49.1%)。得票数の差は10,986票となった。

マリコパ郡では、50.3%-48.1%でバイデン氏が45,109票上回った。

13日、トランプ陣営は、問題票に対してバイデン氏のリードが大きすぎるとして、マリコパ郡での訴訟を取り下げた。