トライベッカ映画祭、開催延期を発表

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トライベッカ映画祭
©mashupNY

トライベッカ・エンタープライズ(Tribeca Enterprises)のジェーン・ローゼンタール(Jane Rosenthal)最高経営責任者(CEO)は、来月開催するトライベッカ映画祭(Tribeca Film Festival)を延期すると発表した

「私たちは、クオモ州知事による500人以上の集会禁止の発表を受け、4月15日から26日まで開催する第19回トライベッカ映画祭を延期するという難しい決断を下した。」と発表した。
「観客に作品を披露するためのプラットフォームとしてトライベッカを頼りにしてくれる友人や映画製作者、ストーリーテラーを支援するとともに、公衆の健康と安全を約束する。」と述べた。返金や今後の予定については、追って発表される。

トライベッカ映画祭は、2001年の米国同時多発テロ後、ロウアーマンハッタンのコミュニティの復興支援を目的にローゼンタール氏や、俳優のロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)らが創設した。

アンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)州知事は同日、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、500人以上の集会を禁止すると発表した。禁止措置は、明日の午後5時から実施される。学校や病院、介護施設、公共交通機関は除外となる。
新たなガイドラインにより、ブロードウェイ・リーグ(The Broadway League)は、4月12日まで上演を一時的に中止すると発表した。

12日正午時点でのニューヨーク州の感染者数は328人となり、前日から112人増えた。ニューヨーク市では95人の感染が確認されている。
NY市郊外のウエストチェスター郡ニューロシェル(New Rochelle)では、148人の感染が確認された。同地区では今月3日、マンハッタンに勤務するニューロシェル在住の50歳の弁護士の感染が確認されて以来、感染者が増加し続けており、12日から一部区域の封鎖が行われている。

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