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NY市警察の車両に火炎瓶投げ込みで、3人起訴。終身刑の可能性

ニューヨークの連邦大陪審は12日、ジョージ・フロイドさん死亡事件の抗議デモで、警察車両に火炎瓶を投げ込んだ容疑で、3人の男女を連邦法の爆発物使用や放火など7つの罪で起訴した。
有罪の場合、終身刑が科される可能性がある。ニューヨークポストが報じた。

アップステートのキャッツキル在住のサマンサ・シェダー(Samantha Shader)容疑者(27)は先月30日朝、ブルックリンの抗議デモの最中、警察車両に火炎瓶を投げ込んだ。車内には4人の警察官が乗車していたが、火炎瓶は爆発せず、怪我人はなかった。検察官によると、シェダー容疑者は11の州での犯罪歴があるという。

同じ日の同時刻、ブルックリン在住の2人の弁護士Urooj Rahman(31)とColinford Mattis(32)は、警察車両に火炎瓶を投げ込んだ容疑で逮捕された。車内に警察官はいなかった。ともに名門ロースクールの出身で、マティス容疑者は法律事務所Pryor Cashmanに勤務、ブルックリンの地域委員会の役員を務めていた。

NYFD

リチャード・ドナヒュー連邦検事は声明で「このような犯罪行為は、合法的な抗議デモと混合されるべきではない。」と述べ、「NYPDの警察官や車両に対する攻撃はプロテスターではなく犯罪者であり、そのように扱われる。」と語った。

デモに乗じた破壊や略奪行為が多発

30日から1日にかけて、ニューヨーク市内では激しい抗議デモや、それに乗じた破壊・略奪行為が繰り広げられた。
ニューヨークのクオモ州知事とビル・デブラシオ市長はこれらの事態を受け、1日市全域で夜間の外出を禁止すると発表した。

30日深夜のマンハッタン、ユニオンスクエアの抗議デモの様子

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